花粉/蜘蛛 *[study]プルーストコロック

喉が痛くて、咳きがひどくて、頭痛がして、ひどい鼻づまりで、風邪にしては、熱が大してあるわけでもなく、ああ、これが花粉症なのか、と気付いて二日。しかしなかなかしつこい。まだ病院にいってないから、行かないといけないのだが。これまでも、目が痛いとか、そんなのはあったが、所詮は花粉だ、とか思って無視してた。でも、よく考えてみれば、春の風には、これまでも何度も泣かされている。しかし、いわゆる花粉症的な症状として今回のようにここまで重いのは、たぶんはじめてである。本番まで二週間という大事な時期なのに、一日の時間が「症状」との対話(?)で、過ぎて行く。yちゃんもsさんも、花粉攻撃でout。
ちょっと調べたら、現在飛んでいるのは、ヒノキらしい。スギではなく、ヒノキに反応してしまったのか。例年の30倍の花粉量とどこかでも聞いた。30倍って。よくわからない、というのはイメ−ジ=絵/図が描けないわけだが、じゃなくて、30倍とかいうなら、花粉が目に目えそうなのに。スモッグみたいに。
まあでも、とにかくアレルギー反応で、身体が自動的に(意志に反して)アレルゲンに反応して、ヒスタミンがどうので、諸々の症状として結果している、とのこと。花粉=しるし=記号に反応する身体の、蜘蛛的なありかた。なんて。ドゥルーズプルースト=蜘蛛スパイダー論、というか、プルーストコロック再読。対象がなんであれ、振動=巣の揺れ=信号=しるしに、反応する蜘蛛。身体も蜘蛛的なんだろうけど、欲望もまた同様かも。とにかく、ある震え=徴への、反応ということ。
 バルトが発言すると場が沈黙している。
 マラルメプルースト→「純粋な置換による、つまり席の置換による特殊な演劇性」
 主題と変奏について。
 隠喩とは、起源に想定される関係。…
 方法とは、措定されものではなく、機能するものである。
 
プルーストコロック。出席者ロラン・バルトジル・ドゥルーズ、ジェラール・ジュネット、ジャン・リカルドゥ、ジャン=ピエール・リシャール、司会セルジュ・ドゥブロフスキー。1975年。