2008-01-01から1年間の記事一覧

ゾンカ語とかタイヤル語

聞いた話やとなんでもブータンの言語と日本語が似とるらしか。ゾンカ語とかのことやろか。 語彙においては大野晋さんのタミル語との対照が有名や。縁の切れて葬儀には参加できんかった故千野栄一先生の「地球上80言語カタログ」とかば時々聞きよるけど、音…

Edo Castleと労働環境(労働分配・観光・交通・医療・生活時間)

うん兆円の雇用対策として政府をはじめぎゃんぎゃんいいよりますけど、非正規労働者を雇えば100万とか、なんでそがん封建的「恩賞」でものば考えるっちゃろか。 ワーキングプアとかの側面もあるっちゃけんが、あと医師の労働環境とかね、もう目茶苦茶やん…

スーパーカミオカンデ

を見学したかとですけど、普段は18MΩ・cmの超純水の入っとるっごたんですね。宇宙線は、SFの話じゃなくて、実際に飛来してきよることはだいぶまえに富岡さんに教えてもらったとでした。ドゥルーズが溝口健二の「近松物語」のラストで、宇宙線が飛んで…

携帯から九州言語への変換

携帯から書いたらどんな気分かと思い、書いてみる。前の携帯ではネット接続が非常に悪かったので。とはいえ書くことがない。なぜなら書くこと、携帯からブログを書くことがいまの目的・目標だから。 あ、そうや。こいから九州の言語ば使おって思っとったとや…

天竜・浜松

三日金曜日、左門くんと浜松で待ち合わせ。はやく着いたので、駅前で鰻を食べる。新浜松駅前の左門くんは毛布やリュックや段ボール箱を持ち、重装備。何事かと問うと、このあと屋久島に行くのと、絵本「おつきさま すーやすや」が刷り上がったらしい。 遠州…

公演のお知らせ・廃校からのアートルネッサンス

浜松市美術館が企画した「廃校からのアートルネッサンス」に青島左門くんと参加します。天竜川のドライブがてらお越し下さい。私の演目は30分程度の「闇の奥の木羅」となる予定です。美術は青島左門くんとコラボレートします。 ■Art Night in TATSUKAWA <…

金石範

先日、青山学院大学日本文学科主催のシンポジウム「もうひとつの日本語」の開催情報を前日に知り、そこでなんと、あの金石範(キム・ソクポム)さんが講演するというので馳せ参じた。 金石範という作家は一般にはあまり知られていない。なぜそうなのかも、十…

ダークナイト・バットマン

とうとうこの映画が現れた。 そして、この映画が作られた以上、もう私も隠すのをやめなくてはならない。私はバットマンである。私がバットマンである。私が人の目を忍び、なにをやっているのか興味津々な方々は、この映画を見ればわかる。 それにしても、映…

復活と魂(青雲十五回生同窓会)

リンデロン、クラビット、プレドニン、ガスターの処方箋で、なんと拒絶反応が治まってきた。白濁で、今回はもうだめかと思っていたが、あらためて医学&テクノロジーに感動する。医学全般もそうだけど、やはり自分が一番関わった眼科医学に感謝するとともに…

筑波

「やもしれぬ」が「である」となって、十年前に移植した左眼角膜が拒絶反応を起こしているとの由、ツジモトさんに紹介してもらった筑波大学病院にて診断を受けた。 六割の角膜がやられているが薬で直ることもあるということで眼球注射してもらう。念えば既に…

トランスアバンギャルド・シアター・アソシエーション設立集会

このかん、私的にはアルタイ/スキタイ/オーストロネシア全般をフィールドに文献調査をし、半公的には下記TAGTASのための準備に追われる日々であって、そういうなか、8年前に移植した左眼角膜がついに拒絶反応の症状を起こしたものの、いまは手術にふみき…

エミリー・ウングワレー展

アボリジニの画家エミリー・ウングワレー(1910頃-1996)の展覧会が開かれている。 美術館はもう三年くらい行っていないが、これは行ってみようかな。http://www.emily2008.jp/

韓図

明治期の翻訳過程においてドイツの哲学者イマヌエル・カントを「韓図」と表記していた、というのは知らなかった(小島毅『近代日本の陽明学』講談社、99頁)。 ついでに、もしphilosophyを語源に忠実に「愛知学」と訳していたら、「ドイツの愛知学者、韓図…

今日の獲本

阿佐ケ谷のいまにも消え入らんとす昔ながらの古本屋川村書店で。鷲尾 雨工「吉野朝太平記」全五巻。東都書房。昭和33年。 松田寿男「著作集4:東西文化の交流II」 金時鐘「「在日」のはざまで」 荒畑寒村「寒村茶話」 勝海舟「氷川清話」やっぱりこういう…

マレー/末羅瑜

さっそく紐解くとおもろいなあと思うことが書いてある。 松田寿男「古代のマライと東西交通」。 マレーが漢土の文献に初出するのは唐の時代、義浄「大唐西域求法高僧伝」および「南海寄帰内法伝」で、末羅瑜、末羅遊とあるらしい。 以降、摩羅遊とか、イスラ…

責任の分有と市民的主体

裁判員制度を巡って例の如くぎゃあぎゃあ不満をいうひとびとがいる。 むろん、課題はある。が、裁判員制度は、市民的主体を構築するためには必要な実験である。 ぐだぐだいいたいところだが、一言でいえば「殺せ!殺せ!極刑だ!」と叫ぶ主体に、そこまでい…

鼠先輩

鼠先輩が面白い。居酒屋ヴァーションのPV「六本木(ギロッポン)」では、70年代から80年代にかけてのダンディオヤジ風の服を着た鼠先輩が、地方・場末にあるような居酒屋のカウンターでひとりぽっぽぽっぽ唄う。 在日米軍の遊び場として発展し、いまもそ…

武士道残酷物語とリアリズムの系譜

今井正監督「武士道残酷物語」(1963・東映)を弟の推薦で見る。たしかにこれは面白い。 原作は南条範夫「被虐の系譜」。 溝口健二「西鶴一代女」を思わせる構成だなと思っていたら、脚本に依田義賢が参加していた。直訴した農民をサド君主が鋸引きする…

パンに針

いじめを原因に山崎パンを退職していた男が山崎パンに針のテロ。この男はコンビ二の便所を壊すトイレ・テロリストでもあった。 「必殺仕事人の秀さんのように、」といっているようで、「Lee」という大きい字が書かれた黒いTシャツを着たこの男にとって、山崎…

モンスターエンジンの「神々の遊び」

「ニューカマーズサーカス・あらびき団」で、初めてモンスターエンジンの「神々の遊び」を見る。むちゃくちゃおもろい。ここまで日本のお笑いが進化したとは。 ストローブ=ユイレも真っ青に、はならないかも、だが、ジョイス・キートン・ベケットからモンテ…

若松孝二と「実録・連合赤軍」

和光大学で若松孝二監督の最新作「実録・連合赤軍」のティーチインに行く。 久々の鶴川は小雨が降っていた。メイキング映画が放映されたあと、若松監督の重厚な話がある。そのなんというか、経験のヴォリュームがさすがにすごかった。 この時点ではまだ私は…

包摂的戦略と平和理論

日本は政治論理的に戦争という外交手段を選べない。し、日本、朝鮮、中国、ロシアで戦争になったら、どれだけの悲劇になるかは目に見えている。 だから、国家戦略としては、ひとつには、平和理論を先鋭化させることが、いいだろう。とはいえ、すでに英米帝国…

チベットはチベットである:帝国主義の超克

承上、書き直す。というかこちらの方が先に書いてたもの。 最近は、在日朝鮮人問題についてある事情で振り返って考えているのだが、そのなかで、どうしてもやはり「あの戦争はなんであったか」ということが文脈としてある。文脈どころか、様々な事由で今日に…

世論政治・キャンペーン政治

こうした政治技術はとりあえずは世論操作、世論政治ともいえる。なんか無性に腹が立ってきたのだが(英米に対して)、とりあえず中国とチベットについては、私は民族自決を一次的な理念と考えるがゆえ、チベットはチベットである、のだが、そして中国の弾圧…

チベットはチベットである:「人権」の名のもとに

聖火リレー騒動みてて、なんか腑に落ちないことがあった。 というかその前の、最初の演説妨害の直接行動のありかた、そしてなにより英国の執拗な態度とそこに透けて見える隠された欲望など。 私は素人的に、どうも英国が戦争をしたがっているように見えてき…

名家:白馬非馬

馬走る。古代中国の言語哲学作者: 浅野裕一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/08/27メディア: ハードカバー クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見るそれはともかく、公孫竜の白馬非馬説=「白とは色の概念であり、馬とは動物の概念である。で…

中国哲学(諸子百家)

http://chinese.dsturgeon.net/index.html英語・中国語でどうやら諸子百家のほぼすべてが読めるようだ。 墨家はMohism、名家はSchool of Names,雑家はMiscellaneous Schools。

「民度」について

すでに書いたことだが、反復する。 とりわけ中国、韓国に対する、いわゆるネット右翼的言説の定型に、「民度が低い」という言い方がある。 「民度」という語それ自体がどこに由来しているのか、だれが言い出したのかは、知らない。 とりあえず、私の考える「…