2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「文明開化」、ニッポンのアメリカニズム発生史 

なるほど「文明開化」政策から考え直さなくてはならない。岩倉米欧使節団も相当、重要だ。近代日本におけるアメリカニズム。 卒論では扱いきれなかった福沢諭吉もそうだ。ちなみに、福沢は、貧民切り捨て論であった。ようはたんなるリベラリズムだ。 今日の…

日本の婚礼

それで、結婚式について調べたら、おもしろいページを見つけた。 http://www3.ocn.ne.jp/~nw21/rekisi.konrei.html 神前結婚式が、日本近代国家による「伝統の創造」であったということ。 伊藤博文が、西欧主義者で、あまりに日本の伝統を軽蔑するので、プロ…

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まだまだある。 とりあえず、データとして。ウィキペディアより。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD 「通信・交通手段の途絶により、関東以外の地域では伝聞情報による情報収集に頼らざるを得なくなり、新聞紙上…

東アジア関係論

http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20020901では、虐殺数を巡って、検討されている。 数字については、南京大虐殺でも同様の議論が延々くりひろげられ、またいまも続行しているようにも思われるが、正確な数字を出すことは、たしかに必要である。 しかし、…

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国立科学博物館地震資料室 http://research.kahaku.go.jp/rikou/namazu/index.html 関東大震災の写真も多数収められている。体験者の声 http://www.hiroi.isics.u-tokyo.ac.jp/index-genzai_no_sigoto-tokyo_chokka_jisin-kantojisin_taiken1.html 他、ググ…

大杉栄とデマゴーグ

そうして、関東大震災は1923年9月1日に発生したわけだが、その約2週間後の9/16日に、大杉栄は、家族らともに、虐殺された。 大杉栄は、年譜によると、1923年には、フランスにいた。パリ近郊サン・ドニのメーデーで演説を行うが、逮捕され、ラ・サンテ監獄に…

ニーチェを奪回する

修正主義の目的は、日本人が誇り=矜持を持ち直すこと、と聞く。それがどのような意味かは知れないが、構成員のなかにニーチェ主義が入っていることからして、ニーチェのいう反時代的な「矜持」のことだろう。 しかしニーチェの反時代性とは、批判哲学の徹底…

「大アジア主義」

結果として、「大東亜戦争」は失敗したわけだ。なぜなら、「列強」に敗戦したわけだから。 理念的な動機としての、「大アジア主義」というヴィジョンについては、これまた別項目で書こうとも思うが、たしかに重要なヴィジョンである。それは、「ヨーロッパ」…

解釈フレームの限定

だいたいが、この手の話でうんざりするのは、解釈フレームをひとつにしたうえで、「教育」が考えられていることだ。南京大虐殺でもなんでもいいんだが、日本帝国主義がなにをやったのか、そうした「事実」(つまり疑う余地のないものとしての。つまりこの場…

修正主義、原爆教育

それにしても、歴史修正主義らは、戦後教育は自虐史観でよくないだとかいっているが、たとえば、原爆教育についてはなにを語るのか。あの原爆の数々の写真映像を見て、おそろしくなり、そしてそれをもたらしたのが、アメリカだとすれば、その恐れのため、逆…

倫理の理念、形象

では、どのような対策がありうるのか。すでに書いたことだが、それは、パニックに陥らないこと、ただそれだけだ。 群集心理の波に乗らないこと。 しかしこれまた、絶望的な課題でもある。 それよりむしろ、そうした群集心理を、超えるもの、つまりイデア/理…

image、表象と現実

関東大震災を生き延びたひとが、東京大空襲のあとの焼け野原を見て、なぜこんな同じひどい光景を人生で繰り返し見なくてはならないのかと、だれかがいった言葉を、以前、なにかの本で読んだことがあった。それはこういうことだったのかと、リアルに了解でき…

「教育的トラウマ」、残酷さについて、再び

原爆教育を受けたせいか、私はこどものころより、こうした観点に立つことが多かった。ある意味では、トラウマのようなものであるかもしれない。ダイレクトなトラウマではない。なんというか、二次的な、教育の結果としての、トラウマのような。しかし、こう…

カタストロフ的観点とエチカ

こうしたカタストロフ=破局的観点は、ものを考えるうえでやはり重要だ。 カタストロフ的観点は、倫理=エチカの問題を、切り開くからだ。

「自警団」、ポグロム

火事と、風景の崩壊とによる(焼け野原、死体の山…)パニックに陥った「自警団」の諸行為も、むかし歴史の授業で習ったが、あらためて被害者の朝鮮人夫婦の写真を見ると、ひどい。たしか朝鮮人が井戸に毒を流したとかいう流言飛語(というかデマ)を動機理由…

関東大震災

ひさびさに古本屋へ行ったら、関東大震災の写真集を見つけた。かなり衝撃的である。この本は、「東京消失」という映画のために集められた資料写真を編集出版したもので、こんにちでいうグロ映像である。 死体の山。崩壊していく塔、建物、焼け野原。 私は長…

パニック/カタストロフ

「私の火山に草が生える」

忙しくて、猛然としている。そうしてまた、絶望している。この小さな絶望感情は、ガラスの破片のようなもので、粉とまでなれば、サラサラとしているのだが、その形によっては、非常に危険である。 これに対して、もっと巨大な絶望感情がある。これはこれで、…

クレオール、商品化

うひゃー、いっぱい出て来た。エンターテインメント、ブレヒトの「楽しみ」。クーリヤッタムの古典古代的「伝統」における劇的なものの機能について。 古典古代的メディア。 メディア=媒体。 文楽に以前、はまっていたのだったが、それは、「夏祭浪花鑑」を…

暴力表象論

と書いたものの、題のみ。 今日の舞台でも暴力表象は使われる。私も別種であるが、使う。 というか、ある意味、よく使われてもいる。 もっとも卑小な意味での「優美さ」は、たんにファックであるとして、それに対して、暴力表象が導入されている。今日の意匠…

悪霊による福音書、表現について

私はこれまでも、「悪霊」だったし、「悪霊」しか友がいない。 「死霊」といって、中立化したくはない。これは、怨念なんだ。パゾリーニ(ばっかりだが、しょうがない)もメルヴィルも、アルトーも、オデッタも、ビリー・ホリデイも、「悪霊」でなくして、な…

非歴史主義、コンテンポラリー主義とか

もうずいぶん以前より、同時代における非歴史主義とは、私は距離を取ってきた。ので、あまり興味も持てなかったのだが、どうにもこうにも、一部の非歴史主義らによる、巧妙な戦略地勢に、関係ないともいってられないようだ(「業界」というやつだ。)。しか…

20th century

まだぼわぼわしている。 タワー。オデッタODETTA パゾリーニがたしか「メディア」で使用していた、とホーゲさんから教えてもらった。以前、探して見つからなかったのは、てっきり、ゴスペルかと思ってたからだった。フォークのコーナーにあった。 ALLEN TOUS…

異端的経験論

とはいえインドに負けてたまるかと気負ったところで、どうとなることでもない。 近代的な時間に住んでいる以上、二ヵ月では無理だ。来年、「油田III」をおそらくインドネシアで上演することになる(これには不可抗力も働いている)。 まだ予定にすぎないが。…

終演&クーリヤッタム

前後する。それで、「ザンビネッラ」御来場いただきありがとうございます&おつかれさまでした。ものすごく久々のHZさんと一瞬、あいさつ。化粧落としで、間に合わず。 どうもすみません。お元気でしょうか?舞台がいいなと思うのは、これなんだ。 何度もい…

テロ/テレビジオン

テロなかったようだが、どうなんだろうか。テレビがないから分からない。 以前、アメリカ同時多発テロが起きたとき、その一年後くらいか、あるひとと話していて、そのひとはテレビを持っていなかったので、えっ、とするとあの映像を見てないの?と聞いたら、…

進行中の作品

いやー。やっぱり、なんともかんともです。でした。しかし、舞台に、「事なかれ主義」は、ありえないのではないでしょうか。「事」ばかり。アフタートークの司会の宮下さんより、喜劇性について。 トラジコメディ、になってるかどうかは置いておくとして、こ…

「ザンビネッラ」本日楽日。

15:30開演 & 19:30開演です。

現在e-mailのひとつが使えません。

いまさらで申し訳ないのですが、一月前ほどより、自宅のPCのe-mailアドレス:k.contre-attaque@r2.dion.ne.jpが、不調で、使用できなくなっております。 もしこのアドレスでご連絡なさった方は、申し訳有りませんが、kairiw@hotmail.comの方に再度、送信して…