2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

アルフレッド・T・マハン

シュミットも大川周明も参照していた軍事理論マハンの海洋戦略論も、面白いかもしれない:備忘

再神話化に抗いて

軍事本で、日本は島国であったから、外国から侵略を受けたことがなく、それがゆえ云々というよく聞く典型記述があったがそれでいえば、まあたしかにモンゴルからも、スペインからも、侵略されず、唯一、アメリカから侵されたわけだが、とはいえ、戦争という…

磐井の乱

最近観客デヴューし、一大ブームが私のなかで沸き起こっている「その時歴史が動いた」、今日は継体天皇と磐井の乱。 今度帰ったらいかなくてはならないのは、岩戸山古墳。石人・石馬に萌えた。 岩戸山歴史資料館 http://www.city.yame.fukuoka.jp/iwatoyama/…

最強の理論(ドリル中)

という触れ込みのゲーム理論。 文字通りの、「書き込み式最強のゲーム理論ノート」(渡辺隆裕著、ナツメ社)を買う。 [rakuten:book:12171969:detail] むかし経済学をちょびっと勉強していたころ(といっても、そのとき出会った友人のおかげで、なんだかんだ…

Gm遺伝子から探る日本人の起源

http://toron.pepper.jp/jp/kodai/roots/gmdna.html図表。面白いなー。 http://www.narayaku.or.jp/narayaku/image/dna_map.jpgこれらによると、アイヌ、日本列島、沖縄はかなり均質。専門的なことは不明だが、図表だけからすると、アイヌと沖縄のGm遺伝子は…

出アフリカ

遺伝人類学から見た日本人の起源。 http://yamatai.cside.com/katudou/kiroku191.htm南方起源でなく、北東アジアとのこと。

ツングース

http://www.athome-academy.jp/archive/literature_language/0000000195_01.html

済州島四・三事件

あと、金石範+金時鐘「なぜ書きつづけてきたかなぜ沈黙してきたか :済州島四・三事件の記憶と文学」を読んで、あまりの衝撃にずっと混乱が続いていた。よくぞこれらの証言を残してくれたと思う。 済州島四・三事件についてはまた改めよう。

ドラヴィダ/南ー東アジア

ついでに。日本語の系統がいまだ不明であり、混合語であることは言語史というより東アジア政治経済社会文化史から証明できるとしても、やはり言語に特化した比較考証もさぞ面白いだろうと思っていると、日本語論で高名な大野晋さんがタミル語との類似をいっ…

古代海人/シャア

谷川健一「古代海人の世界」小学館はまだ読み始めだが、そのなかに「家船の民シャア」という節があり、「シャア」とは、平家の車を守る舎人の車者を由来とする説(「臼杵博識誌」)や、中国福建省のシャ族を由来とする羽原又吉「日本古代漁業経済史」の説もあ…

古代東アジア

松岡正剛さんによる大変よくまとめられた古代東アジアの状況。 http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1011.html

兵庫県三木市細川町の「脇川山」

兵庫県三木市細川町に「脇川山」があり、「脇川集落」もあった。教海寺という寺に関する。室町時代地誌「峰相記」にも記述あり。秀吉に逐われたとある。 MB好きの方が写真をネットに上げておられ、おかげで、その旧字体の「ワキ(出てこない)」が母いわく、…

壱岐 

壱岐にも脇川家がいる。 壱岐の三富朽葉という詩人の先祖のなかに、三富家の嫁が「沼津小牧の脇川家」より来たとある。 沼津?という感じではあるが、これも「海の道」で繋がる。

新潟県岩船郡の「脇川」と烏帽子岳

また、酒田市にほど近い、新潟県岩船郡には「脇川」という川がある。「今川」と「水無川(寒川)」との間にある。また、近くに、「烏帽子岳」もある。標高は489m。この記述は、小佐世保出身の脇川人にしか分からないだろうが、佐世保にも「烏帽子岳」はあり…

「粟島浦村」

ネット検索で、山形県酒田市にある海向寺にある「粟島さん」という石にまつわる伝説があった。「粟島水月観音伝説」といい、そのなかに脇川姓の若い女性のことがでてくる。「粟島の脇川家」の「嫁」「姫」のお産を助けた坊主の話しのようである。 伝承の内容…

「阿児奈波」と「琉球」

邪馬台国論ではむろん地名の特定が重要で、ついおもしろくなり、1955年より改訂を重ねている「日本史年表・地図」吉川弘文館をようやく買うと、これもまあ一々地名などが興奮させてくれる。 松浦が「末羅」であったり、8ー9世紀の地図では「阿児奈波」が「…

「邪馬台国論争」

また佐伯有清「邪馬台国論争」などを読み、九州説と畿内説の「紛争」が傍から見ると滑稽なまでに執拗で、ついでネットで検索してみると、これまたものすごい。 あるサイトでは、綿密厳密にこれまでの説を詳細に検討しながら、「投馬国」の「投馬」は「トマ」…

アジアの東/海

咳がもう三週間止まらない。最近は東アジアの歴史をずっと調べていて、古代朝鮮、中国史、日本史関連を漁っていた。 もう、「ネタ」はやまほどあるのだが、その断片ひとつひとつが重要で、刺さってくるようなインパクトを持っている。 網野善彦さんの仕事「…