2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

シークゥエンス

いまは12月1日の朝である。今日はこれから小屋入り仕込み。 並置法か、対位法の立体化か。 シーケンスの理論。 シーン、マテリアルをいかに分割し、配列すればよいか。 これは初日の本番まで持ち越される。構成編集の方法については、たしかに映像の場合…

憎悪について(ニーチェコントラワーグナー)

今日で洗足池での稽古は終わり。うーむ、なんともまったりしておる。これはやばいのか?余裕なのか?いずれにせよ、判定は本番にて行われる。 明日は御徒町で、通し。いままでも、通し通しいっていたが、結局は流しというか、段取りつくりだった。その意味で…

単純な規則

今日は洗足池で、ソロ稽古。野沢さんが3時間ほど途中、来たのだが、そこでおそるべき方法論を発明した、というか、グランドアイデアに出会ったとでもいうべきか。 ものすごく単純な規則である。しかしそれはあらゆるダンスコード=ステレオタイプ=”くせ”を…

綾原から、チラシ作っても、衣装作っても、感謝してないとかいつもいわれるので、感謝してるよ、いつもありがとう。とここでいっておく。とか書くと、偉そうに!とか言われるんだろうな。感謝してますよ!イマージュオペラは綾原さんなしにはありえません!…

人類という種(アンテルム)

折り込みのあと、神楽坂die pratzeへ来年招聘予定のビモダンスカンパニーの写真を持って行く。まかべさん、遅れてすみませんでした。高松さんと大谷くんと談話。阿佐ヶ谷の古本屋千章堂で、ロベール・アンテルム「人類」宇京頼三訳購入。痛んでいたので、750…

三、四、動詞的世界

ここ数日、まったく時間感覚がなくなったというか、アタマが働かない。パニックなんだろう。綾原と野沢さんに助けられて、なんとか最終構成まで行けた。 もともと妄想がひどい方ではあるが、本番前のプレッシャー(これは圧力と訳されるべきなのだろうか)で…

禁読

馬車道ホール下見。大きく変える。いや、大きくか?どうか。まあ。 とにかく空間性、空間から構成が作られるべき?だー、なんて。まあまだまだつめないと。 でもだいぶ見えて来た、って、そういうこといまいうのはやばいのか? いや、作品のヴィジョンなんて…

青雲の同級生白土の結婚式。ひさびさにみんなと会う。うーん、書くことがおおすぎる。

人間の舞踊

御徒町で稽古。通し。曽我さんが来る。あと、笛田さんが、武富さんと、解体社の照明をやられている河合さんを連れてくる。構成を変えたので、また流しになったが、もう問題だらけだ。こういう時、穴だらけというのかもしれないが、ぼくからすればむしろ穴が…

光線について

商業行為と芸術創作との問題について、ていねいに考えていきたいが、ちょっといまはそれに集中できない。 本番まであと2週間である。あいかわらずDMを出し損ねたままだ。これから送ることになるが、どうせ来ないし、とか考えると、うんざりしてくる。来てく…

ジジェク/ドゥルーズ

イワン雷帝の金の雨。戴冠式の金貨による祝福/洗礼?。ジジェク「身体なき器官」。 アトラクター。 超越論的経験主義。意識の、前主体的流動。非人格的で前反省的な意識。自己なき意識の質的持続。「内在:ひとつの生」より。 あの論文がむかし文芸に翻訳さ…

カッチャー/メルヴィル

渋谷タワレコで、ベン・カッチャー「ジュリアス・クニップル、街を行く」(julius kniple,real estate photographer:the beauty supply ditrict) melvilleのtales,poems,and other writings bartleby,the scrivenerも入ってるし、むちゃくちゃお買得。といっ…

笠井叡「いとしいジャンポール2」

慶応日吉で笠井叡先生の上演/トーク。入場無料!演目はなんと「いとしいジャンポール2」だった。印象からいえば、花粉革命、ハレルヤがまざりあった、あいかわらずいい舞踊であった。稽古場で使用される曲も使われ、なんとも感情を引き起こされる。 ある独…

日記とはなにか…舞踊とは

昨日火曜日は麻布で稽古。いま、佳境である。 室伏さんが稽古で来た。目黒さんと挨拶する。ナイスガイっぽい。 稽古のあと、綾原、野沢さんと構成をまとめる。 延々、構成会議だったので、今日は書くことはそれくらいだ。(11/17の夜中)==========…

ジジェクと邂逅

青山で折り込み終わったあと、古本屋でジジェク「身体なき器官」購入。 新刊で買う寸前だったので、ラッキー。でも新刊を古書店で買うというのは、みなやることであるが、不思議なのはそのルートだ。まさか購入したひとが読んで売るわけでもあるまい。推測だ…

イマージュオペラ>>ロマンティック<<「死の病い、居留地にて」

イマージュオペラ>>ロマンティック<< 「死の病い、居留地にて」12/2thu,3fri 20:00start @Bankart1929馬車道ホールのチラシ画像。ナータン綾原作。

歴史はつくられる

明日月曜日は折り込みと稽古。折り込みについては、これをバイトとして考えよう。経済原則は私のへんなモラルである。それは経済合理性に則るということだ。これはいやがられることもあるが、それは私がリアリズムに則って発言することへの嫌悪感と同型であ…

ぐだぐだの可視化は問題の可視化である

午後、planBに菊池びよさん「二日月」を見に行く。出だしは非常によかった。というか、ぼくの席からの角度からかもしれないが、ドアの隙間の光りが、遠さ、気の遠くなるような、光りとなっていた。その後、足だけが投げ出されたシーンも、アイデアは大変よか…

暗示法闘争

計画表・政治/コミットメント 個人とはなにか。個人主義/内在主義 ・抵抗 ・自由論/ダンスの理念的目的のひとつは、自由である。 自由と死 ・市民主体/市民 ・共同体 ・美的感情/感性論/入れ子状/階型理論 ・上演表象/舞台と社会 ・音楽、絵画 ・実…

今日は御徒町。ピエールさんを、どう挿入すればいいかで、ずっと滞ってしまった。結局、1時間くらいしかできなっかったが、それでも、とりあえず、問題はクリアでき、一歩、前進できた。「とりあえず」というのをよくぼくたちは使うが、「now」でもないしで…

ノスタルジア

「イマージュオペラ」でgoogle検索したら、当たり前だろうが、この日記があらわになっていた。いまだサーチエンジンのシステムはよくわかってないのだが、とにかくこの日記は公共的に開かれていることを知る。ということで、この日記の名称も変える。ベルナ…

外、内部、自我

「この懐かしき蒸気」を見て、複数のひとから、外から見ていることが分かる、といわれた。そりゃそうだ、外から見てるから、とはいうものの、そういうことがどうして分かるのだろうか。 舞踊主体としては、観客の視線に「なる」ことはできない。こちらは動い…

リズム、主体

野沢さんに、笛田さんのいう制度的無意識、あるいは、ステレオタイプとしての、リズム、リズム感覚を見た。指摘すると、沈没の事態。いやはや。それにしても、リズムについてはいままであまりやってはこなかった。それは幸か不幸か、ぼくがダンスのオーソド…

19世紀:クルティウス

19c

電車のなかで(本を読む時間はいまは電車の中くらいしかつくれない)、クルティウスのヨーロッパ文学論。カルデロン/ホフマンスタール。というか、それは来年の春にパゾリーニとカルデロンをからめたいからだが、しかしこれはヨーロッパ文学とラテン中世を…

HM/W会議

そのあと、江古田へHM/W会議。笛田宇一郎VS内野儀。面白かった。こういうのが見たい。もっとやりたい。まあぼくは笛田さんの提出する論点のポイントが、わかりはするが、しかしわからなくて、かといって、質問するまでもなく、みたいな感じで、とりあえず面…

チェルフィッチュ

チェルフィッシュを見た。いや、チェルフィッチュだった。いい。ニブロールと比べても、くさみがない。おそらくは保坂和志を経由したベケットのアフターマスで、乾燥しているのがとくにいい。あの台本はふつうに出版されるか、あるいは小説化したら、いいん…

モノロギオン

今日は、来年のピエール・ダルドさんとのコラボレーション公演のための助成金申請のための書類作成。どうせおりないんだろうが、こういうこともやっていかなくては、実家に帰るはめになってしまう。まあ佐世保に帰って、「南方舞踏派」なり「西方舞踏派」で…

ヒットコマ

今日は御徒町で稽古。予備通し、といえばいいか、通しの流しか。シーンの数が多くて、削除するか、編成しなおす必要がある。非常に面白いところがある一方で、やばいところもある。去年のトラクターと違い、素人がいないので、大変である。素人というのは、…

ブランショのマラルメ

バタイユのブランショ論が、むかしの雑誌に載っていた。たしか現代詩手帳のブランショ特集号だ。ものすごいと思ったことを覚えている。なんども読んだから、先にいったようなことはないのだが、私の感想からすれば、小林秀雄をすら超えている。文章力という…