2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

帰国

昨日の夜、ジャカルタ。 ラウンジでジジェクのインタヴュー本を読み終える。朝、成田、東京。 空気が乾燥していて、気持ちがいい。 夕方、中野さん「ヴォイツェック」の振り付けチェック。 電車のなかでギアツ「文化の読み方/書き方」を読み直しはじめる。 …

インドネシア最終日

お金が足りなかったので、翌朝、サンバルサオまで、再び。棒を取り付けてもらう間、ソノブドヨ博物館につれていってもらう。ボロブドゥルやプランバナンと比べて、こちらの入場料は、異常に安くて、びっくりした。約7円5銭。 いろいろある。肝っ玉を抜く鬼。…

ZITOさん、nitiprayan

ジドーさんのバイクで、パダン料理。うまい。DUTA MINANG RESTAURANT ,JALAN JENDRAL SUDIRMAN,SANTIKA HOTELの前。 川沿いのスラム。 あとで聞いたら、上杉さんたちはたまたま入り込んで、散策したらしい。 大学、コピ=コーヒー。ムスリムのお祈りの時間。…

ボロブドゥル、マリオボロ

ボロブドゥル。朝の大気。 華厳経とかに基づいたレリーフ、レリーフ。 山があり、森が広がっている。 屋台に並んだビン。赤、緑、黄色、白。ムドゥ寺院の足のでかい仏像。ムドゥ寺院の庭では、掃除夫が、掃いている。 落ち葉を燃やす煙。巨大な柳のような、…

imageopera>>monobloc<<「On my volcano grows the Grass」

電球をわざわざもっていったのだが、変圧器のワット数でつながらない。 シモンさんとのタイムスケジュルのため、ほぼ、いつもながらのぶっつけ本番。 本番直前になって、ようやく電球の代わりのスタンド。 … 音が失敗した。 長谷川さんが大変喜んでくださっ…

プランバナン、スクー

ジドーさんの運転で、mさん、oさんと、プランバナン。強烈。 東ティモール出身のジドーさんのお父さんは、内戦で戦死したという。 日本人について聞くと、「サムライ」という日本軍が置いていった日本刀はインドネシア付近では高価で取引されているという。…

タマンサリ、城塞

朝、ガスン市場。あとで分かったが、ベチャのおっさんにぼったくられる。 インドネシア人は、鳥を飼うのがとても好きだそうだ。鳥かごがかわいい。 市場のなかは、鳥くさくて、暗く、面白いが、近代の衛生観念からすると、危険である。奥では、オランウータ…

インドネシア公演「On my volcano grows the Grass」

ジョクジャカルタアーツフェスティヴァルにリンクしたKedai Kebun Forum Guava Festival に参加します。イマージュオペラ>>モノブロック脇川海里によるソロダンスです。9/25,8:00pm- @Kedai Kebun Forum :Jl.Tirtodipuran No.3,Yogyakarta,Java,Indonesia,55…

クダイクブン

クダイクブンでゆっくりする。延々、ゆっくりする。それに飽きたので、曽我さんの買い物に同行する。出ようとした矢先に、mくんと会う。 文房具屋。インナガルーダ内の両替所で、両替。レートがいい。空港だと89だったのが、91だった。 クダイクブンに…

ジョクジャまでの航路

成田。あいかわらずの「空港使用料」。 11時成田発で、5時ころにデンパサール到着。入国審査の行列がものすごく、またヴィザ取得のためのUSドルを持っていなかったので、両替しないとと思い、スタッフらしきひとに聞くも、要領をえない。大阪の二人の若者…

日々のひだ

昨日は、文学座の中野志朗さん演出「ヴォイツェック」の振付指導、というか基礎的なWS@サイスタジオコモネ。 「マホメット」を電車内で読み終える。そのあと、錦糸町でゆっくりして、新小岩を散策。 江戸川区中央図書館。山田零さんの「Nip on yen」@新…

ウォルコット、歴史の破片

鏡といえば、社会の歴史的展開にも、あてはめることのできる隠喩でもある。デレック・ウォルコットの論に二週間ほど前、出会って、ある視野が開けたのだが、それについて書かないままできた。 …そのなかで、アフリカより奴隷貿易によって西インド諸島まで強…

スペクタクル社会

昨日のエントリーで、森下貴史くんという文化批評家による突っ込みがあった。問題提起としては、問題の素材となったムルナウの「ファウスト」に関してというより、むしろそれに触れるなかで私が出した「スペクタクル」という概念およびそれを巡る感想に関す…

ムルナウ、スペクタクル

ムルナウ「ファウスト」。 なんというか、最高である。笑えるし、また泣ける。楳図かずおの「わたしは真吾」にも通底する圧倒的な世界。 もうとにかく、豊かである。 照明が、舞台照明でないと出来ないように感じられるものだった。バイオグラフィーを見ると…

ジャンク、国体、クレオール

見本市二日目。インドネシアの舞台芸術事情レクチャー。劇場はかなりたくさんあるようだ。音楽は、もう、圧倒的に、トラディショナルの方が面白い。プレゼンテイターはテレビ関係のひととのこと。日本との比較という意味で、なんか、いろいろ勉強になりそう…

連日、稽古の日々。抑鬱で、この二週間、いや一ヶ月ほど、視界がほとんど見えなかった。しかしようやく新しいアイデアと出会え、世界が切り開かれていった。むろん、これもまた始まりであるにすぎない。 それにしても、アイデアの検討、あるいはイマージュ、…

芸術見本市

再告知です。(photo:山内光幸)東京芸術見本市2005:インターナショナル・ショーケース「映像ショーケース“J”演劇とは何か?」において、イマージュオペラが紹介されます。 ディレクターは内野儀さん。 チェルフィッチュ、ARICA、イマージュオペラ、ポ…

「民衆派」

「民衆派」について http://takemoto.picot.ne.jp/ あと、「人種」、「民族」、「民俗」、ヘルダー。「国民」。

民衆概念

ヤフーサーチ:民衆概念 http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~katsura/10.pdf ラカプラ。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20050125 中沢新一「僕の叔父さん 網野善彦」の書評。 共産党公式史観(「アジア的生産様式」、網野史学や吉本隆明のアフリカ的段階論、ポ…

概念の機能、運動

いわゆる「記号論」とか「表象論」とか「概念」とか「言葉」のレベルではなくて…という言い方がされることがある。橋川本でも、小林秀雄がマルクス主義文学を批判したときも、「概念による欺瞞」「概念による虚栄」という言い方をしている。昭和七年の「現代…

サイン、シーニュは、「記号」であるが、その「記号」のより原型的なものとして、「しるし」ということばがある。徴、記し、マーク…

記号主義?

以前は、言語を、言語としてしか考えていなかった。しかし、言語はやはり記号の体系である。そうして、芸術はまた別の記号の体系である。 こういったからといって、すべてを記号に還元することがどこまでできるか、分からない。 このあたりの作業を、思考し…

「概念論」、「概念」とはなにか

概念論という視座で、私はたんに、各時代における概念を調査することではなく、むしろ「民衆」を新たに定義したいという目論見を示したかった。 カタログはむろんカタログで重要だ。しかしそれは資料編纂であって、「論」ではない。 よく、私は「定義論」で…

「民衆」の概念論

10年ほどまえ、学生生活を終わろうとして、大学院進学を考えていたころ、構想した主題が、「民衆」とは何か、というものだった。論文本体の主題は、各論であり、より個別の領域に限定していたのだが、その序論、予備作業としての主題設定であった。そのタ…