these days

銀座。以前、歌舞伎座で働いていたので、この街には親しいのだが、思えば、昨年の夏以来なのかもしれない。ムルナウ映画祭の時以来かな。
有楽町の駅前の一角がごっそり工事中で驚いた。
 nさんらのパフォーマンスのあと、tさんと話す。これまで案外話してなかったかもしれない。お客さんのひとりの差し入れの吉祥寺「あまの」の揚萬念がおいしかった。http://www.amano.to/
そのあとT.G.I.FRIDAYSで、ジャックダニエルズグレイズドリブ。すごい量で、しかもaのトルティーヤかなんかを半分食べなくてはならなくなり、それなりに食えるだろうと思っていたら、かなりきつきつ。ある意味、これ罰ゲーム的である。さすがに目が回る。降参。というか、ハーフサイズもあったじゃねえか。量がどのくらいか聞けばよかった。
 ブックファーストがまだ開いていたので、池田雄一「カントの哲学」と伊坂幸太郎「重力ピエロ」を購入。アルトーの「神の裁きと決別するために」が河出文庫になっていた。アルトー後期文選三巻も出るらしい。
 電車のなかで「カントの哲学」を読み始めると、映画「マトリックス」の話と絡めるなど、論の運びが実に爽快である。
有楽町のホームは風が気持ちよかったのに、杉並に戻ってくると蒸し暑く、ビールを飲むとさらに体がほてって、汗が吹き出してくる。夏のビールは一瞬気持ちいいが、一時立つと、どうにもどろどろになってくる。どろどろといえば明日会うかもしれないmtedさんのいいかたであもあった。たしかに彼は風呂に入らないといっていたので、そのどろどろ振りは大変だろう。
 

この間は、新しいボキャブラリーを組み込んだ笠井叡先生+高橋悠治さんの「フーガの技法」。
初見のヤン・ファーブル。オーソドクシー。「簡素さ」とオリーヴ。作品はむろんすばらしかったのだが、しかしこれはさるダンサーの特異性を作品の重要な構成要素としているのだから、「再演」は作品のコンセプト上、矛盾ではないのだろうか。ま、どうでもいいが。
マイケル・ペステルさんと工藤さん。鳥の声。複合楽器=彫刻が、かなりいけている。

 この間の本。森本浩一「デイヴィッドソン」、バックミンスター・フラーのspaceship earth。梅田望夫ウェブ進化論」。オープンソース形式の実践としてsode-teamのwikiを眺める。こうした一連のオープンソース形式が、知識情報の編成体制において持つ潜在的な破壊力について啓蒙されていたところなので、興味深い。