THE CARDINALS

 ところでわが最愛のバンドのひとつであるカーディナルズThe CardinalsのTHE DOOR IS STILL OPEN(1951)はあいかわらずとろけちまうが、(CHUCK WILLIS)と書かれてある。ということは、IT'S TOO LATEのCHUCK WILLISということか。彼が若いときの声なのか?
 何度も聴き比べているが、同一人物といわれれば、そのように聴くこともできるのだが、あまりにもThe Cardinalsの歌声の方が品格がある。チャック・ウィリスが在籍していたバンドということかもしれない。それならば、このヴォーカリストはだれなのだろう?
 もし同一人物だとすれば、声変わりということも考えられる。あと業界での生き残り云々とか、「大人」になっていくことで、あの声は失われていったということも考えられる。たしかに、サム・クックの歌声も私は断然初期が好きである。
  Shades of BlueというR&Bに関するイギリスのサイトのなかで検索すると、Bobby Charlesというひとに関するデータがあり、10代のときにカーディナルズに在籍していたとある。そこで言及されているSee You Later Alligatorはなんか聞いたことのあるタイトルで、おそらくは先のコンピレーションアルバムに入っていたかもしれない。
 いずれにせよ、チャック・ウィリスというひとと、ボビー・チャールズというキーパーソンが出て来た。