セレノグラフィカ新作公演

京都のダンスカンパニー、セレノグラフィカが、来週、麻布die pratzeで新作を上演いたします。

セレノグラフィカさんの作業は、抑制のきいた振付けと演出で、人間の陰影を描くのがとてもすばらしいです。
以前シアタートラムで裏方としてお手伝いさせてもらった作品は、まるで島尾敏雄の「死の刺」を彷彿とさせるような、孤独、彷徨、狂気との戦いなどが、丹念に描写されていました。
  もっとも、今回は新作なので、また異なる作業を見ることになるかもしれませんが、狂気のロマン主義でもなく、またたんなる自然主義でもスーパーリアリズムでもフラット主義でもなく、古典的な静けさがその場所から張っていく様は、ぜひ一度ご覧になるといいかと思います。 





□セレノグラフィカ   http://www.selenographica.net/
□麻布die pratze   http://www.geocities.jp/kagurara2000/