一息分断

数ヶ月に渡る「アジアトライジャパンツアー2007」の制作補佐と、出演参加をようやく終えました。
皆々さまありがとうございました。

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 疲労でのど風邪にやられながら、一息つきたいと思いつつ、まだ体が休まらない。
石見銀山を巡る毛利一族についての番組を見る。関ヶ原の戦いで家康に負けた毛利輝元は、銀山を奪われ、周防・長門長州藩)に押し込められる。
その怨みは明治維新まで持ち越される。
 http://www.iwamigin.jp/ohda/minasdeplata/ginzan/index.html

 「アジアトライコリア」のために自腹で韓国に行き、トラブルに巻き込まれながらも、江華島やソウルの奥の断片を知り、そのなかで、全羅南道が差別されているということを知り、その根拠が、新羅VS百済の時代の状勢である事を知り、なんともなあと思うも、朝鮮半島は分断と侵略と高揚が、日本よりも明瞭に見えるだけで、考えてみれば、日本だって分断と紛争はつねに潜在しているのであって、あらためて、強烈に「歴史」に関心が湧く。
 この間の行為と出来事とを時系列的に記述していくとあまりに膨大なので断念せざるをえないが、村井章介「境界をまたぐ人々」山川出版社が、ヤマト・エミシ戦争、「唐人」と契丹、キカイガジマ、竹島/トクト問題について論じてあって、とても興味深い。