immigrant song

劇団解体社の三部作「制御系 anti-narcissism」 

1.生贄ー<歓待>の準備2.24[Thu]25[Fri]26[Sat]

2.<私>的な人体   3.17[Thu]18[Fri]19[Sat]

3.<不死>のウィルス 3.24[Thu]25[Fri]26[Sat] http://d.hatena.ne.jp/kairiw/20050227

の最終作「<不死>のウィルス」を見に行く。

こういう解体社もあるのかと、驚嘆する。nさん、mさん、mkさんらと話す。mさんと、y氏のクリスタルについて。爆笑。たしかに彼の目はクリスタル。

今回の解体社では、なんと清水さん自身のパフォーマンスも見ることができる。清水信臣ファンとしては、たまらない。いや、それにしても、作品性というか表現性においては、いままでで一番好きかもしれない。
レクチャー&パフォーマンス形式の上演としても、秀逸であると思われる。これに匹敵するのは、ライムント・ホーゲさんの「戦争に放じられた身体」(といって、あれにはぼくも出演?したのだが)くらいでは?
nさんが、アダムさんの逆立ちのあたりで、グロトフスキって、こんなだったんじゃないかっていっていた。
解体社のアトリエ公演、以前よりやってくださいとお願いした甲斐があった。このような公演こそ、普段見れる状態にあることが、本道であると思われる。that's performing arts!!
かりにこの種の上演が見ることができなくなったら、なんともさみしい。
時代とともに様式も変わって行くし、それはそれでいい。でもやはり、このような古き良きモダニズムというかやはりアヴァンギャルドというべきものは、あって然るべきだ。
とはいえ、イマージュオペラがまんま解体社を模倣するわけにはいかない。というか模倣できないし。
敬意をもって、ぼくはずれていくしかない。でも、どこへずれていくのだろう?


クアトロのsさんとtさんと電車のなかで、kさんとかoさんとかの話し。

ロマノ・ヴルピッタ「ムッソリーニ」@三省堂ムッソリーニ―一イタリア人の物語 (中公叢書)

パウンドだけではなく、モーリヤック、ゴーリキーレーニンエジソン、そしてなんとストラヴィンスキーまでもムッソリーニに共鳴したという。
ストラヴィンスキー「世界でムッソリーニを最も尊敬しているのは私だ」といったという。
ヴルピッタさんも書いているけど、たしかに戦後、ヒトラーと比べて、過小評価どころか、あまりに軽んじられているムッソリーニ像。イタリア人差別(「イタリア人で馬鹿だよねー」というイメージ)が関係しているのは事実だろう。それで、そんなイメージを形成したのはもちろんアメリカだ。それにはもちろんイタリア移民の像が絡んでいる。シルヴェスター・スタローンの「ロッキー」や、デ・ニーロやスコセッシ。「タクシドライバー」もむろんイタリア移民の設定だったはずだ。
移民。ああ、深い歴史の問題。DA・Mで御一緒させてもらったネルソンさんも日系移民の血が入っている。それと、なんと客家の血も。
移民について、かつて研究しようと思ったこともあったが頓挫したままだった。


ゲルナーの本があったが高いので、諦める。Words and Things: An Examination of, and an Attack on, Linguistic Philosophy, A Special Issue of Cognitive Neuropsychology (Routledge Classics)