チマローザ/ベートーヴェン

チマローザは、まあいろいろあって、「秘密の結婚」が有名だが、とりあえずレクイエム。
チマローザは、スタンダールが、シェイクスピアモーツァルト、イタリア絵画と並んで愛した作曲家。

ちなみにバルザックベートーヴェンが好きであったらしい。ちなみにベケットベートーヴェンには相当はまったらしい。たしかに数年前、第9をはじめて(!といっても、けっこう、ふつうにはクラシック自体聞かれていないんだから、第9といっても、当時の僕と同じく、合唱しか浮かばないだろうが。)聞いたとき、その第一、第ニ楽章の、飛来感覚?いや、宇宙だわ、こりゃ(笑)ってなくらい、すごい。しかも第三楽章の、雲の波のようにたたみかけるチェロ(だったと思う。僕がいってるのは、後半部分のクライマックス的な盛り上がりのところ)。ああ。と夢心地。そうして、合唱だ。合唱は、まあふつうに、恥ずかしい曲ってこの世俗社会ではいわれてるが、いやまあそれだけ取り出すひとたちがこれまで多かったそのせいだよね。モーツァルトのレクイエムのある部分も、そのようにテレビなどでは、ギャグ的には使われている(すくなくともかつては)。まあナチ音楽のオルフなんていうのがそうなるのは構わないし、もしかしてすごいかもと以前、「カルミナ・ブラーナ」購入したが、バッハやモーツァルトワーグナーにくらべると、なんということもない。で、第9であるが。ワーグナーベートーヴェンを必死で乗り越えようとした理由が分かった。ワーグナーはね、すでに好きだったから。僕は順序が逆である。

P.S.,ネットで調べたら、久元祐子さんという演奏家http://www.asahi-net.or.jp/~ch5y-hsmt/
の方のHPのなかにチマローザについて、データあり。音つき。http://www.asahi-net.or.jp/~ch5y-hsmt/frm-comtp.htm (→ページの関連で表示がされないが、このコジェルフの次のページ。)