「労働階級と危険な階級」

・ルイ・シュヴァリエ「労働階級と危険な階級?SBN:4622034875
ああ。卒論「関心と関与-明治期における貧困言説を巡って-」のときに購入したもの。市村弘正さん経由で。通読できないまま放置。しかし奇跡的に売却の危機より免れたもの。バルザックユゴーらの文学的テクストを、統計資料と等しく、論じられている。つまり量的分析も質的分析もともにやってる。ぼくがこの貧困問題というか、階級問題の変奏をやろうとして挫折したのは、そのあまりの資料の多さと、問題構成におけるあまりの問題の多さ。でも振り返れば、この本が手元に残っていたのは、バルザック絡みだな。思い出してきた。まだ社会学やってたころ、バルザックは読まないとと思ってたんだった。あのころはカタカッタ。
・19cでいえば、ベンヤミンの「パサージュ論」パサージュ論 (第5巻) (岩波現代文庫―学術)を読まないといけないんだった。

あーあ。いくら時間あっても読めない。ってこともないが、大変だな。19世紀。
しかしまあクリップだけでも。