ユクスキュル

ユクスキュル/クリサート「生物から見た世界」(岩波文庫)購入。
カッシーラーとかドゥルーズを通じて情報だけは知っていたユクスキュルの「環世界Umwelt」。やはり非常に面白い。
 知覚と作用。
 生物の「主体性」とか。
 非常にクリアーである。アフォーダンスとかも以前ちら読みしたが、基本はやっぱりユクスキュルだったんだな。
 そういえば、カッシーラーつながりで何年ぶりに出てきた固有名がある。広松渉さん。

ユクスキュルのダニにせよアフォーダンスのミミズにせよ、その環世界を想像すると…。
コワクもあり、また他方で、まあそれはそれで、とか、よく分からない納得をしてしまう。
唯物論的恐怖?
斉藤環さんが唯物論的トラウマみたいな表現を使っていた。(解剖実習について)