The Oil
なぜか知らないが、ステーキが食べたいなと思っていたら、昼に食べ、夜にも食べてしまった。むろん、というかなんというか、ひとつはステーキ弁当である。
距離を置けば、なんということはない、ランチステーキの量が足りなかっただけの話である。
それにしても、なぜここまで欲するのだろうか。
夏だからか。
夏に鰻を食べたくなるのもなぜだろうか。
油分、コレスチロールを体が求めるのだろうか。
本当は断食でもして、シェイプアップするべきなのだが、だめだ。
ステーキか鰻を食べないと倒れる気がする。
栄養価が高いのだろうか。
体をキレイにするためには、野菜とかを多く取らないとダメとは、よく聞かされる。野菜は好きである。しかし、夏に野菜だけだと、もたない。
ヴォリュームが欲しい。レタスを一個食うことも時々あるが、すぐにお腹が空く。
肉は消化に悪いので、いいのだろうか。
たんに気分の問題か。
牛肉とか鰻の栄養素については知らない。ビタミンなんとかも入っているのだろう。
でもビタミンだったら、飲み物やサプリメントでも採れる。
同じ牛肉でも、こんなときには、牛丼だと、足りない。(といってずいぶん牛丼が姿を消して久しいな。牛丼太郎が健在なのはあれは国産牛を使っているのだろうかw?)
やっぱりガツンとステーキか、鰻である。
両者に共通するもの、それは油である。
油が欲しいのだ、たぶん、と思う。
まあ基本的に蕎麦を食べることが多いせいかもしれない。日ごろ特に油を取っているわけではない。といって、ひとがなにをどれくらい食べているか知らないのだが。もしかしたら、結構、油食ってる方なのか。
うーむ。違うなあ。こういうことではないな。
シェイプアップしなくてはならないのだが、それをやると、自分がタバコ中毒のため、体が持たなくなるから、できない、ということかな。
絶食して、タバコを吸うのは、やはり無理である。タバコを停止することができない以上、絶食とか節食すらも、できない。ま、ある程度の節食は大丈夫だけれど。
タバコを停止しなくてはならないくらいだったら、絶食によるシェイプアップよりも、激しい運動でもって、攻める方がいい。
しかし。シェイプアップなんてダンスやることになったせいで、普通に言うものの、ちと冷静になれば、ずいぶん、恥ずかしいことをいっているような気がする。
まあ逆に、ガンガン食って、ちょいデブダンスでもいいのかもしれないが、どうなんだろうな。あ、デブって差別語か。肥満者ダンス。肥満ダンス。
むかし80キロくらいいっていたときもあった。基本的に青少年のころはやせていた方だったのだが、24か25くらいのときに、温泉で、自分のお腹を見たときは、衝撃だった。弟がいたので、「すごくない?」とかって笑っていたが、内心さすがにこれはやばいんじゃないかと思った。戻れないかもしれない。
別に太っててもいいのだが、気になるのは、やはり食費だった。思うまま食べていたら、食費がかさばる。
そう、私はそうして経済合理的判断でもって、徐々に、体を細めていった…と回想してると、やはりこれは事実とは違うことに気づく。やはりダンスを始めてから、体は細まっていいたのだった。
どうでもいい話である。でも、油は、おいしいと思う。
追記1:牛丼太郎がキーワードになってて、行ってみたら、笑えた。やはり牛の産地は不明なようだw
まあ、牛丼太郎を追っかけてもしょうがないのだが、私の知る限り、あれは東京ローカルだろう。吉野屋の牛肉消費?/使用量とはまったく桁が違う。以外と、関東近辺の牛肉だったりして。あとは肉屋とのコネとかって、どうでもいいのだが、やはり不思議である。
追記2:油関連で。むかし舞踏家の石井満隆さんが山に籠るとき、米と油と、たしか醤油かなにかの調味料を持って籠るのですといっていた。油?なんでかなとかとか思っていたが、油があれば、いろいろ炒めることもできるのだ。山に籠ったことはまだないが、茸とか食べられる草とかを、炒めるなりできる。そのインタビューはたしか雑誌「肉体言語」に載っていたのだが、その記事を、図書館で読んで以来、油かあとずっと思い続けている。
また、私の大蒜の芽炒めはものすごくおいしいのだが、その秘訣も、油の量にある。そう、この料理を身につけるなかで、私は油のおいしさを認知していったのだった。
油絡みのイマージュで、また出て来たものがある。数度しかあったことのない母方の祖父が、ステーキの油が好きだといって、お座敷で食べていったことがあった。それが一度だったかどうかももはや定かではないが、まだ6、7才位だった私は、えええー!!と驚いたのだった。それ以降、ステーキを食べる度に、この油、おいしいのかなと食べたりもしたが、子供の時分には、分らなかった。しかしいつからか忘れたが、ステーキの油=牛脂のうまさを認識することになった。すき焼きのうまさも、牛脂でなければ、だめだろう。
牛肉を食すことが一般化していったのは、明治以降だと昔どこかで聞いたけれど、そしておそらくはそれにはケガレの観念とか、牛の神性とかもいろいろあるんだろうが、こういうことも、ちょこちょこと知りたいものだ。そうだ。趣味は読書とか音楽観賞とかでなく、「考証」というのがいい。露伴、熊楠、鴎外とかの。
追記3:牛丼太郎のファンサイトがあった。そう、おいしいですもんね。というかこれが牛丼。値段といい佇まいといい。http://www.geocities.jp/crow0729/gyudontaro/
これは同じことが蕎麦にもいえる。まつやも最高なんだが、やっぱり富士蕎麦なり駅のそばやではないかと。そういえば、富士蕎麦、よく食うが、こないだ、びっくりするほど、まずかった。よっぽどいおうかと思ったのだが。普段は、かなりおいしいのに。まあ湯で加減なんて、ほんと微妙なテクニックだからな。