ジョクジャまでの航路

成田。あいかわらずの「空港使用料」。
11時成田発で、5時ころにデンパサール到着。入国審査の行列がものすごく、またヴィザ取得のためのUSドルを持っていなかったので、両替しないとと思い、スタッフらしきひとに聞くも、要領をえない。大阪の二人の若者と一時、右往左往。結局、円でもokだった。
 しかしトランジットの時間が不安だとの旨、スタッフに伝えると、こころよく、案内してくれたのだが、パスポートとチケットを渡して10分くらい待たされる。この間、もしやという不安が襲う。でも大丈夫であった。ナイスガイ。
 ドメスティックに乗り換えるために国際線ロビーの外に出ると、むっとした温かい、空気。ああ。熱帯の大気。運び屋が案の定まとわりついてくる。
 ベンチにはだらーっと座った大勢の、ひと。チップなしで道を教えてくれた。
 国内線のロビー。喫煙室。両替。
電光掲示板は使用されていない。
 ジョクジャまでの飛行機は、中途、大いに揺れ、荷物棚の蓋が開いたりで、やっぱりかと観念する。パプアニューギニア人らしき夫婦のうち、太った奥さんが、キャッキャッと爆笑して、つられて、笑う。前に座っている旦那さんの頭をちょいと指で押しては、なにかを話し、笑っている。
 無事ジョクジャに到着。クダイクブン、ソシエテに電話。有人の電話ボックスは初めてだ。廊?状のタクシー乗り場がかっこいい。小一時間、待つ。ラトナさんが迎えに来てくれる。市内までの風景は、細部はまったく違うものの、どことなく九州に似ている。この印象は、車に乗るたびに、つのる。なんというのか、構造というか、仕組みが、似ている。東京とは、似ていない。また、ドイツなどとも、まったく異なる。
 ソシエテ付近に着いたはいいが、入り口を探して、延々、タクシーで行ったりきたり。
 ソシエテで、上杉さんたちの舞台を後半ちょっとだけ見る。ソシエテのプロセニアムは、蹄状?の額縁で、これも初めて見る。曽我さんのオペレーションをちょっと覗く。
 和栗さんと会う。それから、クダイクブンへ。ジョクジャアーツフェスの打ち上げということで、いろんなひとと会う。