プランバナン、スクー

ジドーさんの運転で、mさん、oさんと、プランバナン。強烈。
東ティモール出身のジドーさんのお父さんは、内戦で戦死したという。
日本人について聞くと、「サムライ」という日本軍が置いていった日本刀はインドネシア付近では高価で取引されているという。
 西欧人に対しては、いまなお怒りがあるとのこと。

ソロを過ぎる。街路樹が美しい。途中、道に迷う。道路地図は使わないようだ。
 入り込んだ、ある街路が、ものすごくよかった。色彩、プランテーションの町、カリブ社会と通底するような。
 ようやくスクー寺院。急勾配の坂道。いくら長崎にもここまでの坂道はないような気がする。
 黄色と緑が、夕日に輝き、うっすらと霧が漂う、チャンディ・スクー。
 リンガ、首なしのガルーダ像らしき石像。文字が、サンスクリットではない。古代ジャワ文字なのだろうか。プリエの具合が大変よい。
 性儀式が行われていたという亀の台、三台。
 勃起した男根を握った石像もまた首がない。
 アニミズム、精霊信仰。

マヤだかインカだかアステカだかを彷彿とさせるデザイン。ピラミッド形とでもいうのだろうか。

 大気が最高に気持いい。

山の方から、乳白色の霧が降りてきている。

帰りがけ、食堂。

バリテロを指示したイスラム原理主義者の潜伏するコミュニティ。

蛍光灯をつるした工場・倉庫。
ネオンが実にキレイである。

渋滞で、上杉さんたちのを見逃す。

スクー寺院では、ビモさんたちも、舞踊の師匠の追悼公演をやったことがあるという。金粉。精霊が襲ってくるので、非常に、怖いとのこと。