ボロブドゥル、マリオボロ

ボロブドゥル。朝の大気。
華厳経とかに基づいたレリーフレリーフ
山があり、森が広がっている。
屋台に並んだビン。赤、緑、黄色、白。

ムドゥ寺院の足のでかい仏像。ムドゥ寺院の庭では、掃除夫が、掃いている。
落ち葉を燃やす煙。巨大な柳のような、樹木。

売店にあった、ワヤン・ゴレッの赤い人形を買おうとしたが、お金が足りず、おばちゃんが半狂乱になってしまう。本当に、お金がなかったのです。



ネットカフェに行ったあと、マリオボロ通りに行こうとする。
ベチャのおっさんに交渉すると、5000ルピアだったら、きつい、でもモーターサイクルだったらいいよとのこと。庭に入る。うちの娘はどうだい、みたいなことをいう。娘さんが怪訝な顔をしている。
 バイクのケツに乗る。ベチャよりも早いので(あたりまえだが、チャリとバイクの差)埃、排気ガスが少しは楽。
 お釣りがないというので、アクア・水を買う。

マリオボロ通り。マルボロといってもいいようだ。というか、だじゃれは好きだそうだ。

安いフェイク?バティック(しかしなにがフェイクでなにがオーソライズか分からない)で買うと、今度はその哲学専攻の学生と、ソクラテスニーチェについて。大学出ても、職がないという状況は、日本と同じなようだ。かつての「大学は出たけれど」という昭和の状況。上杉さんは、ブリキの時代といった。それにしても、排気ガスは、本当にきつい。
 
 「しゃぶしゃぶ」屋がある。怪しく暗く、興味深い。
 ケンタッキーを食べてみる。非常においしくない。サングラスを買おうと、モールに入るが、レイバンは、日本よりもちょっと高いくらい。物価体系からすれば、パソコンくらいの高価なもの、というか、買うひとはよっぽどの有産階級者だろう。

なんとかという市場。古いタイプライター、古いレジスター、屋台のうえに幼児が座っていて、とても可愛らしい。

 リュックを、ナイフでスムースに切り裂いて、盗むという泥棒のやりくちがあるとジドーさんにあとで聞く。


長谷川さん。ホーゲさんのようなシンプルな導線。抽象化された、感情の形象は、さすがに感動的である。50年前、70年前の、時間。失われた時間。84年間という時間。