ginkgo

和栗さんが福助さんらと踊るというので、ゲネを見にいく。@早稲田大隈講堂。
銀杏の黄色が美しい。
大隈講堂に入ったのははじめてであるが、ジョクジャの劇場にプロセニアムアーチのデザインが似ている。扇型に切り抜かれている。
 入ると、すぐ始まった。夏の上杉さんとのデュオ、インドネシアでのブシュドゥーさんとのコラボなどと同じく仮面。なまめかしく、オイリーな踊り。
 第三シーンくらいでか、小道具の花が上から落ちてきて、床に刺さる。

 舞踊詩劇である本上演の台本は、クローデル
 
 プロットはよく分からないが、伝統舞踊の主題に多く見られる恋愛妄想系のようだ。

和栗さんがこうもりお化けのように、足と顔半分を金色に塗っている。なんかよく分からないけど、ロマンティックバレエのようであった。
 男と女と亡霊とか怨霊とかが出てくる。暗転して、観客席にポワーと緑色の照明が入ったかと思ったら、上から、ひとが落ちてくる。おお!和栗さんか!と思ったら、人形だった。みな、ヒャー!!といって驚きながら、笑っていた。たしかに、これは面白かった。
 こうしたからくり系のスペクタクル(お化け屋敷的な)は、歌舞伎の得意とするところだ。歌舞伎も大分見に行ってない。歌舞伎座で働いていたころ、休憩時間に覗いたゲネで、なんの演目か分からないのだが、カネゴンみたいなのが花道の迫から出てきた。いや、記憶が混同しているかもしれない。カネゴンは違う演目だ。将門関連の演目だった。あのおどろおどろした茶色の明かり。

 ラストはいきなりフランス語での台詞回しw 

nさん遅れて来る。sさん。
特価本で、バラードのコカインナイト、メアリーキャサリンベイトソンの「娘の眼から」、J・ルース・エヴァンス「世界の前衛演劇」、安い。
 浅川書店で、アントニー・D・スミス「ネイションとエスニシティネイションとエスニシティ―歴史社会学的考察―

スミスは、ゲルナー関連のひとで、nation/ethnicity問題の第一人者。以前別の本の原書を持っていたが、hさんにあげたのだった。hさんはその後、酒で返礼してくれた。律儀なひとだ。

一風堂に行く。そしたらクナウカのなんとかくんがいた。卵をサービスしてくれた。飴もくれた。
 制作の話しで、いつもながら憂鬱になる。nさんが怒る。
手帳を買う。しかしもっとも使いやすい手帳を探したいのだが、意外と種類がない。
 スケジュール表(月ごとと日ごとの2種類あるもの)とメモページがちょっと多めのがほしいのだが。
 地下鉄で職場に向かう。

ラカン伝は、五月革命、マオイズムを巡るサルトルラカン。よくわからないトポロジー、マテーム。面白いので、読み終わりたくない。