days hot piano、おまえ!?いま、おまえ、「おまえ」っていったか?

日にちを間違えていた。下のエントリーは昨日のもの。
今日はひさしぶりに9月にむけての稽古。実家にいっていたせいで、体内脂肪がかなりふえて、たぬきとか熊とかいわれて最近はいじめられていたので、できるだけ動くようにする。
汗をかくだけでも気持ちがいいのに、いろいろ動きながらインスパイアされていく。これだから踊りがやめられない。
 スタジオに着くとJさんが書き置きで、エアコンをつけておかないとピアノがホットになるとの注意があった。
でもエアコンつけると風邪ひきそうなのでつけないままでいたが、別にピアノはホットにはなっていなかった。なんか間違えてると思うのだが。

 気分がよかったので、本屋にいき、パゾリーニ論が含まれたフランコカッサーノ「南の思想」を買う。
南の思想-地中海的思考への誘い (講談社選書メチエ)

 フォルティーニははじめパゾリーニをぼろくそいっていたのだが、あとで後悔し、パゾリーニへの手紙で、「ぼくの「魂」より「性格」を信じるようにはならないでくれ」と書いたとさ。これはお茶目だが、あとで後悔するくらいなら、ぼろくそいわなければいいのだ。まあこれからじっくり読んでからにしたいところだが、フォルティーニによるパゾリーニ批判のひとつに、グラムシにむかってあたかも親友であるかのように「おまえ/きみ」(つまり「あなた」でなく)と呼んだことを、「メロドラマ風のわざとらしさ」と評価したようだ。まあ批評の全文が読めないのであれだが、これって、よくもおまえのような若造がグラムシ様にむかって親しげに「おまえ」などといえたもんだな?ええ?という、むかしなつかしい日本のタテ社会におけるのと似たような怒りだな。まあぼくもいまなお似たようなことでおじさまたちに怒られるのだが、うざいっすよ。
 この本は読みやすそうで、内容もよさげである(だから買ったのだが)。
この本はランベッリという日本在住のイタリア人が、なんと日本語に翻訳している。こういう例ってほかにあるのだろうか?
 ランベッリ教授は、山口昌男の弟子らしい。