イタリア公演:imageopera>>monobloc<< “SOGNO DI UNA COZA”

イマージュオペラ>>モノブロック<<「あることの夢」をイタリアで踊ります。私のソロダンスです。
 以下、日程表です。

■DANZA URBANA FESTIVAL    http://www.danzaurbana.it/
5th September,
18:00 P.zza S.Domenico -Kakuya Ohashi and Dancers
19:00 P.zza S.Stefano-kairi wakikawa
6th September,
18:00 Torre Prendiparte-Maki Morishita
19:00 P.zza S.Stefano-Yoko Higashino
7th September,
18:00 P.zza Maggiore-Ohashi, BBQ,Morishita,Kitamura,Wakikawa
21:00 FORUM

OPERA ESTATE FESTIVAL-TREVISO  http://www.operaestate.it/
8th September
18:30 (no break between performances)
P.zza Trecento-Maki Morishita
Loggia dei Cavalieri-BBQ
Buranelli-Kairi Wakikawa
Le Pescherie-Shigemi Kitamura
P.zza Universitaria-Kakuya Ohashi and Dancers

■AMMUTINAMENTI-RAVENNA FESTIVAL  http://www.ravennafestival.org/
9th September,
17:00  P.zza del Popolo-Kairi Wakikawa
17:30 P.zza S.Francesco-Kakuya Ohashi and Dancers
18:00  ATM BUS-Shigemi Kitamura
18:30 Bagno Ruvido-Shigemi Kitamura(10 minuits) and Maki Morishita(10 minutes)
21:00 P.zza Dora Marcus-Maki Morishita
23:00 Bagno Hana-bi-BBQ

■BIENNALE DANZA & ITALIA-ALTRI SPAZI-PESARO FESTIVAL
11th September
20:30 Hangart(theatre)-Baby Q/Shigemi Kitamura/Kairi Wakikawa
21:30  Porto canale-Maki Morishita/Kakuya Ohashi and Dancers
12th September
20:30 Hangart(theatre)-Maki Morishita/Kakuya Ohashi
21:30 Porto Canale-Baby-Q/Shigemi Kitamura/Kairi Wakikawa

■AUTUNNO DANZA-CAGLIARI SARDINIA
14th September
17:00 Forum
19:00 Space outside-Kairi Wakikawa
21:00 Auditorium Comunale(theatre)-Kakuya Ohashi/Baby-Q/Shigemi Kitamura/Maki Morishita

■NEW WEST-IGLESIAS FESTIVAL
15th September,20:30 Baby Q/Shigemi Kitamura
16th September,20:30 Maki Morishita/Kairi Wakikawa/Kakuya Ohashi and Dancers

上記、北村成美・東野祥子・森下真樹・大橋可也&ダンサーズ・脇川海里の組み合わせです。

なかなか連絡もとりにくいだろうと思いますが、近くに居られる方はぜひ遊びがてら見に来てください。日程などの確認は各フェスティヴァルまで。といっっても、もしかして、そんなものない!などとまくしたてられるかもしれませんがw その場合は当日にその場所へ来て頂ければ。なんて、来るわけないですよねw
 フェスによってはサイトがないものもあります。分かり次第、掲載しますが、日程がずれることはないです。
 それではよろしくお願いします。



なお私の踊り「あることの夢」というタイトルはこのブログの読者の方ならお分かりのように、カール・マルクスの言葉をパゾリーニが受けて小説のタイトルにしたものから採られたものです。
 パゾリーニの生地であるボローニャで踊らせてもらえることになってまことに嬉しいかぎりです。みなさまに深く感謝いたします。
 また、ラヴェンナはダンテが没した街であり、その墓Sepolcro di Danteは、私に配分された場所であるポポロ広場からわずか5分のところにあります。
 ダンテの「神曲デヴィナ・コメディア」はいつか原書で読みたいと思い、数年前イタリア旅行に出た家族に買って来てもらったのですが(なにせ日本でイタリアの書籍を買うと非常に高い)、気になるページをちょこちょこと日本語訳とあわせて見る程度で、もちろん読めるわけがありませんでした。だけど、なんどもあるフレーズを読んでいると、すくなくともその音韻的なリズムがかすかに響いた。そんなに怖れず、イタリア語くらい勉強すればいいのですが、なんだかダンテやパゾリーニを読むためにイタリア語をやるという計画が自分にとっては何十年もかかるような途方も無い作業のように思えてきて、断念したのでした。
 それでも、アウエルバッハやボルヘスカルヴィーノらのダンテ論などは論説なのでとても楽しく読みました。と同時に、やはり原語で読みたいと思ったものでした。
 結局、いつかいつかと思っているうちに、なんとなくめんどくさくなって、というか別のことに興味が移るなどして、もう「ディヴィナ・コメディア」原書を読むことはなくなりました。日本語訳では時々目にしたりするが、韻法など当然翻訳できるわけがなく、正直あまり面白いとは思わなくなったのです。
 一昨年前よりパゾリーニに取り組むようになって、ダンテがちらちらと出てきて、またちらちらと覗いたりしていました。
 いやあいもかわらず他愛のない話だけれど、せっかくダンテ縁の地で踊るのだから、せめてこちらの思いは高めておきたいと思ったまでです。そうしないと、とある古都で踊っただけとなる。
 ただ踊ればいいというひともいるだろうし、私も時折はそのように思うが、精神の運動と連関しないただの身体運動なんて、やはり踊ってても、また見ていても、つまらないものです。といって精神や感情さえあればいいというわけではもちろんない。ダンスはそのいずれもしりぞけて、精神と身体の両者のアンサンブルであるものでしょう。