語順論・表
語順による分類は以下のような感じ。
1.SOV型:
世界の50%で、ドイツ語、日本語、アルタイ語、インドイラン語、アルメニア語、ドラヴィダ語、ビルマ語、ナバホ語、ケチュア語、バスク語、シュメール語、ヒッタイト語、ラテン語、サンスクリット語など。
2.SVO型:
世界の40%で、英語、ヨーロッパ諸語、東南アジア、中国語
3.VSO型:
世界の10%で、アラビア語、ヘブライ語、ゲール語、ウエールズ語、ブルトン語、パンガシナン語、タガログ語、セブアノ語など。
4.VOS型:
マダガスカル語、古ジャワ語、トバ語、バタク語、フィジー語、マヤ語
5.OVS型:
グアリジオ語、ヒシュカリヤナ語、タピラペ語
6.OSV型:
シャンバンテ語、ヤマディ語、サルデーニャ語、イディッシュ語、「スターウォーズ」の
ヨーダなど。
…もちろん、語用論的つまり日常会話でくだける場合は、この分類自体、ほとんど無意味である。あくまで静態的に文法構造を見る場合のことである。
この表を見て思うのは、
・日本語は、インド=ゲルマン語族であること(枢軸語族…)
・英語や中国語など話者が多い言語はSVO型であること
・アラブ、ユダヤ、ケルト、フィリピンの線は…
・ヨーダの作家はマニアックすぎる
など。