2008-03-09から1日間の記事一覧

世界の語族

なんでも「大語族」という仮説もあるようだ。 ・ノストラティック大語族 ・ユーラシア大語族 ・デネ・コーカサス語族 ・世界祖語 など。 このうち世界祖語はあれなので、無視するとして。私なりに、変奏すると、・アフリカ語族 ・ヨーロッパ語族 ・ウラル語…

アーリア語族

でいいのではないか。 むろん、ゲルマンは無関係ということで。

欧祖語?

系統分析による論考によれば(『Language-tree divergence times support the Anatolian theory of Indo-European origin』 Russell D. Gray, Quentin D. Atkinson 『Nature』27,Nov,2003)、印欧祖語は8700年前のトルコ付近のヒッタイト語にさかのぼると…

「東アジア語族」

分類といのはあくまで便宜的なものであり、個別の言語特性を見ていくとなると、よくわからなくなる。 アルタイ語族(中央アジア、北アジアなど)という概念があり、アルタイ祖語という仮説もあるので、では中国はというと、中国祖語というのが想定されている…

マレー文明

先の記事でフィリピンについて触れた。さらに調べたら、ようはマレー語系というのが上位概念であり、インドネシア語はマレー語の方言と考える方がいいようだ。このへん、混乱していた。 したがって、マレー語系文化は、マレーシア、シンガポール、インドネシ…

語順論・表

語順による分類は以下のような感じ。1.SOV型: 世界の50%で、ドイツ語、日本語、アルタイ語、インドイラン語、アルメニア語、ドラヴィダ語、ビルマ語、ナバホ語、ケチュア語、バスク語、シュメール語、ヒッタイト語、ラテン語、サンスクリット語など。…

言語類型論とか語順とか

ジョーゼフ・グリーンバーグという言語学者が言語の分類をかなり斬新にしたらしい。 語順による分類などもなるほどという感じ。 SOV型(世界の50%),SVO型(40%),VSO型(10%),VOS型、OVS型、OSV型。 日本語はSOV型で、ドイツ語、アルタイ諸…

世界面

タイモン・スクリーチの本のなかにこうあった。(「序」より) 司馬江漢が御婦人に 「これが世界の図じゃ」 と見せていると、インドあたりを見ていた婦人、「極楽というところはいずくにござります?私はどふぞ活きて極楽へ参りとうございます」と聞く。 江…

豚松実在

どなたかが「豚松 実在」で検索されている。 うけた。 『次郎長三国志』の豚松は、映画が実在する限り、実在すると私は考えるけれど、ちらと検索すると、どうも森の石松という人物像の二人のモデルのうちの一人のようだ。ひとりは関の石松で、もうひとりが森…

白石の論法

イギリスの哲学者バートランド・ラッセルは、青年期に無神論(アテイズム)を選択するにあたって、「ミル自伝」にある一挿話を契機としたと回想している。(『ラッセル自伝』) その挿話とは、ジョン・スチュアート・ミルの父親であるジェームズ・ミルが息子…