歴史の本について

日本列島古代史・中世史・民俗学について色々調べていると、近世や江戸の話がとても楽に読める。資料もよくあるし、なにより文が読める。
 「日本書紀」をこの前全巻買ったのだが、そしても文字づらは面白いのだが、本当に解読は大変である。
 古代倭国語をやっておかないと注釈だけを追って通読するのはどうなのか。無茶なのか。たしかに世代的にも、若いとき、記紀はいやというほど暗記させられたとかいう世代ではない。
 あと、参考文献が多すぎてさすがの本好きでも頭が痛くなる。
しかも、世には古代史ファンの方々が多く、ネットでも相当な量の情報が読める。
 それでもやはり原典を触らないと頭に入らないこともあるので、やはり書籍で、ということになるのだが、文庫新書だけでも相当あり、まず選ぶのが大変である。

 だからやっぱりここは我慢し、図書館の本で古代史関係の本をたとえば500冊読むまでは、古代史関係の本を買うことは禁止、とかしないと、またまずいことになるだろう。
 
 でもまあ、さすがに今回のマイブームでは、これまでの経験が反省的に活かされ、以前のような過剰な購入はない。それに、高価な本は買っていない。以前の失敗は、「進学のための投資」という考えによるものだったが、そのような余計な目的(というか手段)意識がないため、今回はだいぶ大人である。
 
 しかしまあ、葛城氏とか紀氏とか古代氏族制度についてやりだすと、話題が怒涛で、面白いのだが、さすがに疲れる。
 まあ、古代史はゆっくりやるのが一番であるから、その意味でも買うのは控え、図書館にあるものをまずは押さえていこう。
 そのためには、図書館の近くに住むのがいいだろうか。