2006-06-16から1日間の記事一覧

ロスでなくファウルズ、叙情主義?と、大いなる肯定?

さて、もう一冊は、フィリップ・ロスの「ヒューマン・ステイン」である。この本を読む前に、ジョン・ファウルズの「魔術師」を読み直していたのだが、語りの技法は大変うまく、読みやすいのだが、どうにも小道具の出し方が、ステレオタイプで、しかもアイロ…

パウロ、パゾリーニ

最近、エントリーを書けなかった理由のひとつが、読書である。とりわけ二冊の本が、非常に強かったので、なんとかしようと(なにをなんとかするのか?)していたのだが、結局、三週間くらい、いやもっと過ぎてしまっていた。一冊は、フランスの哲学者のアラ…