実存、知、…subject,sujet…

死、絶対的休息。隷従について。支配欲動。いろいろ。
稽古。
うーむ、また実存的問題に絡められる。
踊りをやる。踊りは好きだ。だが、それだけだったら、稽古してればいいだけの話し。
公演=上演とは、第三者にむけての「発表」である。
好きだから、と無邪気に開き直ることも、当然、ある。
だが、それを昇華させて、あるかたちに、変えたいわけだ。
表現衝動つまり、「やりたいこと」。
むろん、言い訳などはいらない。
裸の表現衝動も、いいだろう。
しかし、それをやるには、いまはいろいろ知ってしまってもいる。
恐るべし、知。あるいは、知るということ。
オイディプスについて。
知ることの欲望。知への意志…
知らないほうがよかったということもある。
だが、もうおそい。ぼくは見てしまった。
なにを?
社会の形象というやつを。
忘却できればそれにこしたことはない。
だが、忘却には、またそれに向けての努力が必要だ。

zさん。
好きな舞台芸術作家ランキング。
1.大野一雄笠井叡を含む)
2.ピナ・バウシュ
3.フィリップ・ドゥクフレ
4.解体社(ジェローム・ベル、マギー・マランを含む)
5.フォーサイス

で、ぼくはとなると、規準をどこにとるかで変わるのだが。
1.ベルト・ブレヒト
2.笠井叡
3.田中泯
4.ローザス/アンナ・テレザ・ド・ケースマイケル
5.ジャドソンチャーチ

「20世紀の傑作5本」とかだったら、また変わるし、いろいろ変わるのだが。
ジャドソンチャーチは未見(笑)だが、話しを見知る限りでは、外せないような気がして。
ちなみに、昨年の5本という話しになったので。

1.田中泯「線上にて」
2.笠井叡「Hallerjah」
3.フィリップ・ティードマン「こわれがめ」クライスト原作
4.上杉貢代+アヒルスタジオ「至上の愛」
5.ノイヤータンツ

デュッセルドルフでみたノイヤータンツの作品名は、パンフレットが出て来ないのでいまは思い出せない。
ああいうもの、日本のプロデューサーの目にかなうことはないようだが、ああいうものこそ、衝撃をもたらすと思うのだが。芸術主義的なくさみもあるとはいえ、あれはブレヒト主義といってもいいと思われる。馬鹿馬鹿しいまでの中断とか、なんだとか、まあその「確かさ」は検討される必要があるとはいえ。
 マギー・マランはおととしだったよな、たしか。
ヴァンダ・ゴロンカがパートナーとしていたころは、もっとすごかったのだろう。


考えるまえに、見る。想像するまえに、見る。