アフリカ!

kairiw2005-02-02

今日は、一日、会議。会議のダンス。

川田順造さんの「アフリカ」

アフリカ (地域からの世界史)

アフリカ (地域からの世界史)

アフリカへ。
昨日のアメリカから、いきなりアフリカへ、というわけではなく、アメリカは、これまでの自分の過去の生における痕跡。アフリカは、未来!って、まあ。

これまでも人類学経由で、アフリカへの関心はありはしたのだが、手が届かなかった。
なにせ、近代社会とはなにかのプロブレマティックだったから。
で、ようやく、パゾリーニによるてこ入れで、やっとこさ、たどりつけた感がある。
アフリカへの憧憬が、フォーカシングされた。
いままでも、アフロアメリカン音楽経由で、あるいはジャズによって、かすめてはいた。だが、行けなかった。

 http://wwwsoc.nii.ac.jp/africa/htmls/7.html

そういえば、数年前にテレビで見たマダガスカルのドキュメンタリー。くらくらした。それはインドネシア系の住民が多いこと。その番組はたしか、海の道とかいうコンセプトで構成されていた。川田さんの本では否定されているが。実証はともかく、仮説としてはたまらない、わくわくするような話しである。いずれにせよ、マダガスカルにポコンとインドネシア系民族が移動したことは事実で、そのせいだろう、風景がなんと、アジアティックであったのだ。その光景。考えてみれば、人類学って、グローバリゼーションによって、文化間差異が減少し、つまり「未開社会」が存在しなくなったとかで、つまりネタぎれーとかって言われたこともあったが、考古学や、海流の研究ってどこがやってんだ、地球科学?まあいいや、とにかく、まだまだやるべきことはあるんだな。



アフリカをどう考えるかとかではなく、アフリカから考えること。
吉本隆明さんの本読んでないが、アフリカ的段階についてでなく、アフリカ的主体。
いままでも、表層的には了解されていたものが、新しい情報によって、どんどん古びて行く。あるいは、剥けていく。脱皮。
 ヨーロッパのひとがいうに、アフリカは、観光地であるということをまえに知ったが、考えてみれば、近いのだ。ヨーロッパとアフリカは。日本からだとえらく遠く感じられる、って実際遠いし。
 ホーゲさんが舞台で引用した、亡命中、飛行機の荷物のなかで死んでいたアフリカの11才10才の兄弟の手紙…we wants to study…



300万年前とも500万年前ともいわれる人類の発生より。
狩猟生活。農耕牧畜生活が1万年前。
<歴史>以前と<歴史>以後。

「わたしたち」とは誰のことか。



セイシェルの国旗、かっこよすぎ。