目次:ロベルト・ロンギ

ロベルト・ロンギ「イタリア絵画史」筑摩
Roberto Longhi, Breve ma veridica storia della pittura italiana.

I.イデー

 線的様式
 造形的様式
 造形的様式=線的様式
 形の遠近法的様式
 純色彩的様式
 形と色の遠近法的総合様式 
 彫刻 
 建築


II.歴史

 ギリシア=ビザンティンの線的様式
 ロマネスク時代におけるこれらの芸術様式の細々とした継続
 ドゥッチオと花模様線
 ジオットと造形的様式
 14世紀末から15世紀前半における、現実性の希薄な花模様の線的様式の普及
 フィレンツェにおける最後の花模様線、そして最初の造形性:マゾリーノとマザッチオ
 アンドレア・デル・カスターニョと機能線の創造
 パオロ・ウッチェロ:形と色との遠近法的総合様式の創造
 ドメニコ・ヴェネツィアーノ
 15世紀前半フィレンツェにおける芸術的ためらい:ベアート・アンジェリコ、フランチェスコ・ベセッ リーノ、フィリッポ・リッピ
 造形的様式の展開
 機能の線的様式の展開:バルドヴィネッティ、ポッライオーロ、マンテーニャ、トゥーラ、クリヴェッリ、ボッティチェッリ
 科学的傾向に貧困化した機能線と表面的造形性との融合:レオナルド・ダ・ヴィンチ心理的感情的傾向
 機能線と明暗法の官能への隷属:アントニオ・アッレーグリ通称コッレッジオ
 ミケランジェロ・ブオナッローティ
 形と色の遠近法的総合様式の展開
 イタリア中央部におけるピエロの様式の運命
 ペルジーノ、感情的意図におけるピエロの空間性の変貌
 フェッラーラでの新たな展開
 フェッラーラ派の感情主義的頽廃
 アントネッロ・ダ・メッシーナとモニュメンタルで純粋な形における遠近法的様式の発展
 ティントレット、素描と色彩の分裂の継続:エル・グレコの個性的な解決法
 カラヴァッジオとルミニスムの様式