レオパルディ

そうして、もうひとり、ジャコモ・レオパルディ(1798-1837)。レオパルディのついては例のカルヴィーノ「文学講議」。indefinito限定されないもの。infinito無限なもの。…未完成…
 「…快いものは、星、人間などの無数の眺め。多様で、不確かで、混沌としていて、不規則、無秩序な運動。また、精神がはっきりと確たるものとしては断定も把握もできないような漠としたゆれ、たとえば群集の、あるいはおびただしい蟻の群れの、あるいは荒れる海の、揺れ。…不規則に混ざりあい、たがいに識別できないようなおびただしい音響…」1821.9.21.
あたかもクセナキスとかベリオとかの現代音楽について書かれたもののようだ。