リベラリズム、資本主義

 発生の契機を考えてみれば、すこしは、世界史的関係性において、ことが見えてくる。
歴史的由来からすれば、アメリカの敵は、ドイツナチスである。
ところで、アメリカがソヴィエトを敵視する理由はなんであったのか?
 それはプロレタリアート独裁、つまり専制モデルを戦略として使用したロシア共産主義の政治プログラムに関係する。
 アメリカのリベラリズム、いやラッセルの批判もほぼ同様の内容であった。つまり、リベラリズムを脅かす専制なるもの。
 リベラリズムについても、勉強。
 政治的自由、経済的自由…自由、とは?
リベラリズムコミュニズムともに、人間社会の幸福の増大が目的であるわけだが、争点は、その方法論であった。
 あるいは、フランス革命がたんにブルジョワ革命であるとして、結局は、以後、ヘゲモニーを握ったのは、ブルジョワ、つまり「富裕な商人」であり、現在に至っている。
 うーん。歴史的検証はきりない。とりあえず、リベラリズムと資本主義とは、合体混淆しているということ。