カリブ諸島
ウィキペディアの「西インド諸島」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E8%AB%B8%E5%B3%B6より
●バハマ諸島
バハマという名は、遠浅の海に平坦な島々が散在する風景から、この地へ行ったスペイン人たちが、Baja mar(スペイン語。バハ・マルと発音。水位の下がった海、干潮という意味)と呼んだことに由来するというのが、最も有力な説である。
バハマ諸島の大部分は、1973年にイギリスから独立したバハマの領土であるが、南西部のタークス諸島・カイコス諸島は現在もイギリス領である。
●大アンティル諸島
アンティルという名は、プラトンが『ティマイオス』においてエジプトの神官から伝え聞いた話として紹介した幻の大陸アトランティスに由来する。コロンブスが諸島群を「発見」したというニュースを聞いたポルトガルの人々は、これが海底に沈んだアトランティス(ポルトガル語ではアンティリアと発音)の痕跡に違いないと信じ、このように名づけた。
キューバ、ケイマン諸島(イギリス領、ジャマイカ、ハイチ、ドミニカ共和国、プエルトリコ(アメリカ領)
●小アンティル諸島
アンティル諸島のうち、南東部分の非常に小さな島々で構成される小アンティル諸島は、さらに4つの地域に分かれる。
○ヴァージン諸島
○リーワード諸島
○ウィンドワード諸島
○トリニダード島、トバゴ島
◎ヴァージン諸島
小アンティル諸島の最も西部に位置し、プエルトリコの東にあるヴァージン諸島は、西側半分をアメリカ領、東側半分をイギリス領とで2分されている。
ヴァージン諸島の名は、コロンブスが発見した際に、人間によって汚されていない自然なままの姿を、聖ウルスラと1100人の乙女の殉教伝説と結びつけて命名したもの。
◎リーワード諸島
リーワード (leeward) は、「風下」の意味。小アンティル諸島の北部3分の1程度、ヴァージン諸島の東側、ウィンドワード諸島の北側に位置する。
アンギラ(イギリス領)
サン・マルタン島(フランス領)- フランス海外県グアドループの一部
シント・マールテン島(オランダ領) - オランダ領アンティルの一部
サン・マルタン島とシント・マールテン島は、同一の島のそれぞれの国の呼称。英名はセント・マーチン島。
セントクリストファー・ネイビス
アンティグア・バーブーダ
モントセラト(イギリス領)
◎ウィンドワード諸島
ウィンドワード (windward) は、「風上」の意味。小アンティル諸島の南部3分の2程度、リーワード諸島の南側に位置する。
グアドループ島(フランス領) - フランス海外県グアドループの主部
ドミニカ国
マルティニーク(フランス領・海外県)
セントルシア
バルバドス
セントビンセントおよびグレナディーン諸島
グレナダ
◎トリニダード島、トバゴ島
小アンティル諸島の南端に位置する2つの島は、トリニダード・トバゴという独立国となっている。
◎その他
南アメリカ大陸のベネズエラ北方沖に点在する島々は、通常、西インド諸島には含まれないが、カリブ海諸島という場合には含まれる。
アルバ島 - アルバ(オランダ領)
キュラソー島、ボネール島 - オランダ領アンティル
ラスアベス諸島、ロスロケス諸島、オルチラ島、ブランキージャ島、トツトゥガ島、マルガリータ島 - ベネズエラ領