大航海時代

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オスマントルコ勢力がヨーロッパに迫ると、衰退し始めたビザンツ帝国を通して、それまで中継貿易で潤っていたイタリアの海洋都市国家ジェノヴァヴェネツィアやドイツを中心に点在したハンザ同盟の商業自由都市も没落し始めた。その結果、オスマントルコの高い関税がかかった交易品が、ヨーロッパ諸国に流入して人々を悩ませた。
 こうして生き残りを迫られたヨーロッパ諸国には、香料・陶器・絹などの原産地との直接交易ルートの開拓が急務となっていたが、15世紀には遠洋航海に耐えうる頑丈なキャラック船やキャラベル船が既に製作されるようになっていた。
 その頃、レコンキスタを達成しつつあったスペイン・ポルトガル両国では、中世の市民戦争に明け暮れていた他のヨーロッパ諸国に先駆け、王を中心とした中央集権制度を確立しつつあった。スペイン・ポルトガル両国にはイスラーム勢力の駆逐を叫んで民族主義が高揚し、さらなる領土拡張意欲が漲っていた。」