正月以来、エントリーを更新していないのは、いまシャッフルしているからである。しかしこのままだと、2006年一月の記録が紛失する。それ自体はどうでもいいことなのだが、すこしあらためて文章練習もかねて、ポツポツ書いていこう。
 更新されない他の理由は、テレビジョンを二年振りに購入したことで、メディア環境が変わって(大袈裟ではあるが)それへの適応という作業(これまた大袈裟だな)があったから。
 他には早稲田大学でのビラ撒き逮捕事件についてのことがある。これについては、問題がいろいろ多岐にわたるので、つい文章も長くはなるは、まとまらないわで、ついにアップできず。私はもちろん当局の決定は間違っていると思う。その根拠について、法律系、あるいはまた理念系(自由とか、大学の理念とか)とかいろいろ大変である。また私はさる大学の全学サークル連合の論説委員を二年ほどやり、かつカリキュラム闘争などもやっていたから(そのとき要求したことのいくつかは採択された)、思い入れやこだわりという点でも、なかなか整理はつかない。いや、結論は、すでに私も署名したのだから、出ている。しかしそれをいかに普遍的なレヴェルで根拠づけることができるかということで、この三週間、悶々としていたわけだ。この悶々とした思考の結果は、いつかエントリー化するかもしれないし、できないかもしれない。いまは、憲法を勉強しはじめている。また斎藤純一さんの「自由」を買って読みはじめている。
 そうして、この政治問題は、当然のことながら、私の政治的理念(確定的なものかは措いておくとして)に関わるわけで、それはつまり私のヴィジョンのコンテンツに関わることであり、それはまた今後の行動を導くものだ。
 つまり、現在、上演活動なりビジネスなりを含めて、これから先のビジョンを構想中なのである。

いろいろとタクティクスモデルを構想しているが、現実化できるかどうかという条件の問題など、これまた悶々としている。比較的おだやかではあるが、核のレヴェルでは、嵐のまっただなか、そんな日々である。

 三日前ほどから、イーヴリン・ウォー「大転落」を読み始めた。面白い。コミック・ノヴェルである。