法におけるプライオリティ

最高法規である憲法によって守られる権利と、刑法とが衝突している。しかし、プライオリティ(優先性)の観点からして、憲法にプライオリティがある。
 この件については、立川ビラ撒き事件でも同様の事態である。
すなわち、ビラ撒きという表現行為の法的根拠について。
 しかし街宣車などからのメガホンによる演説が、その音量の公共性や情報発信の一方通行性(受信者との非対称性)という観点からなどして、すこし難しいと思われるのに対して、ビラ撒きは、ビラを受け取るか受け取らないかは、街のティッシュ配りと同様w、受け取る者の裁量度合いが強い。
 このようにビラ撒きは、街路の公共性を損なうものではない。
立川事件についての判決については、まだ情報をよく把握しきれていないので、後日。