木人拳

昨日、NCCで「少林寺木人拳」を放映するというので、弟に頼んでダビングしてもらって、今日、見た。
 小学校のとき何度も見たのだが、以降、見ることもなく、およそ25年ぶりに、当時もそこで見た茶の間のテレビで、長崎のローカルCM付きで見て、なにかの感覚、おそらく時間に関する何かの感覚が揺さぶられる。
 「木人拳・Shaolin Wooden Men」は1976年に製作され、日本では1981年2月に公開された。私が見たのはテレビでだから、ちょうど10才から12才のあいだのころだ。
 ブルース・リーについては、世代がずれてた感じがあったせいもあってか、というより、ブルース・リーよりも誰よりも、ジャッキー・チェンが、みんな大好きだった。
 二三年前、ダンサーの遠藤さんが「木人拳がどうのこうの」とおっしゃったとき、センスいいなーと思ったのだが、以来、あれば買おうと探してもいたのだが、見つからなかったままだった。
 結局、DVDでおまけつきなどで楽しむのもいいのだが、そのようなパッケージングよりも、テレビ放映をダビングという古典的な、あるいはまた「同時代的」な出合い方で再会できたのを非常な幸福に思う。
 映画は、記憶と期待通り、最高。先日弟に教えるついでに見直していた「マッドマックス2」とともに、マイシネマベストテン(個人史篇)に完全に入る。
 木人、かわいい。欲しい。作るか。ああいう修行場を隠居岳なり烏帽子岳に作りたい。