Edo Castleと労働環境(労働分配・観光・交通・医療・生活時間)

kairiw2008-12-06

うん兆円の雇用対策として政府をはじめぎゃんぎゃんいいよりますけど、非正規労働者を雇えば100万とか、なんでそがん封建的「恩賞」でものば考えるっちゃろか。
 ワーキングプアとかの側面もあるっちゃけんが、あと医師の労働環境とかね、もう目茶苦茶やん。対症療法的なやりかたやと、また笊やん。

 一方、イタリアと日本がなんかの指標で並んだとかだれかに聞いたとけど、忘れたばってん、イタリアの成功しとるとすれば、そいはやっぱまずは観光経済、そいからファッションとか料理のソフト経済なんやろう。
観光政策についてはテレビでだいかおっさんが、ぽろっと真実ばいいよったばってん、日本の宿泊料金は世界標準(ひとりあたり5000円とかって)より高かけん、「国際競争力」の低かってさ。そうやろう。宿泊料金の単位もひとりあたりにするよっか、一部屋あたりにするとかね。そいしたら団体旅行もしやすうなる。別に欧米基準にすっとかじゃなか、あくまで長期的な収益のことばいいよっと。
おいもほんとは国内ばもっと旅行したかとけど、やっぱ高かもんね。あとこいはまえから書きよることやけど、公共交通機関の料金たい。そのじつ関連会社の社員やろう馬鹿の、匿名でおいば批判しよったけど、おいのいいよっとは、たんなる「批判のための批判」ではなかと。住民のもっと住みやすか風に社会の構成されていったら、それが必然、観光政策にもなるやん、ってことたい。
 話の流れでいえば、観光政策とかって、観光庁もようやっとできたばってん、やっぱ中身、観光客の満足度の充実こそが指標にならんとね。
 そいで、これは秘訣やん!とかって思いついたときにはひとり興奮しよったばってん、すでに運動しよる組織のあったとやけど、そいはね、江戸城の再建たい。もちろん、江戸城ったって、江戸時代のように官庁として機能させるわけじゃなか。ここからが、まあ、かの運動のサイトにはあんま目立っては謳われとらんけ、いわんといかんばってん、あくまで観光のため。つまりホテルとかホールにすっとさ。VIPとかのスィートルームとかばちゃんと時代考証して、つくっていきゃ、世界のお金持ちは遊びにくっさ。ドバイば見てん。
ま、いってみりゃヴェルサイユ宮殿のごたん感覚で江戸城(Edo Castle)ば考えることかね。ヴェルサイユ宮殿に宿泊できるかどうか知らんけど。
やけん、都知事のいう「金がかかる」とかいう言い訳は成立せん。ちゅうかこいは国の事業でやらんといかんやろ。都知事周辺の議論では400億かかるとかいいよるけど、そいのもとはすぐ取れる。ホテルにすればね。

 本当のとこは、皇居ば移動せんといかんくなるけん、そいがネックなんやろうけど、もうええかげん、皇室の方は宮内庁とともに京都御所に戻られるとよかとじゃなかかね。まあ、皇居の見学いっとらんけど、なかはよさそうやけん、そいばなくすとはどがんかなと思っとったら、なんや、いまの皇居の御所は吹上とかいう庭園にあるらしか。そいならなおよかやん。できるやん。江戸城
ま、なんでこがんいいよるかっつったらさ、松山城の無茶苦茶よかったちゃんね。いやまじ興奮したけん。ハイデルベルク城並みやもんね。まあハイデルベルクのあのドイツロマン主義まんまの雰囲気は別格やけどさ。最新の建築デザインでよかともあるけど、もうポストモダンでほんとに終わってあとはシミュラクル的反復やん。まったく新しかデザインもありゆっけどさ、日本の城はそいなりに文化的独自性のあるやっか。べつに伝統主義ば強化すっためじゃなか。グローバリズムの画一主義の両義的な利便性もあっとやろうけどさ、そいはそいでおいは全否定はせんばってんくさ、やっぱ文化的多様性は押さえんと。こいはあくまで差異性の観点からの話したい。

労働政策の話やった。まえ書かんかったかもしれんけど、ひと月ちこうイタリアに滞在して思ったとは、やっぱその働き方やった。昼から夕方までほんと、シエスタっつうか、ぽかんと町はしとる。マッシモさんに聞いたら、図書館で勉強したり、家でなんかしよるらしか。まあミラノには行っとらんけん、おいの見たとは日本でいえば地方都市の経済規模やったとかもしらん。ばってん、イタリアの労働運動とかアウトノミア運動とかの痕跡がなんらかの形で残っとるちゃなかかね。ま、そいはよかけど、学ぶべきところはある。
 そいけん、ワークシェアリングたいね、まずは。まそこも内閣府の調査とかではちらちら議論された経緯もあるけど、全然たい。結局なんも無為無策。めんどくさっかちゃろう。
でももういまんごと世界同時不況になってさすがにまずくなった時こそ、あせらずちゃんと社会の生活ば考えんと。考えよっやろうけどさ、なんでこの労働分配の観点があんま議論されんとやろか。
まあもう、ここは本格的に論じたらばーってなるけん、まず労働基準法の強化やね。サービス残業を絶対に禁止し、違反したらうん百万とかってすればよか。ローテーションたい。労働の分配たい。
 労働ば公正に分配すっことをまずやらんと。

そいから前もこれは書いたばってん、首都圏では電車ば24時間化すっともよか。全部の駅ばそうせんちゃ、ポイントポイントで、急行の止まる駅とかを24時間化。まあ沿線の騒音問題があるけんね、そいはどがんかでくっちゃなかとかね。速度を落とすとか、まあ、騒音削減くらいの技術はあるやろうし、どっちにしてもそいは開発したらよか。まあなんでも経済は連関やけん、こうなるとタクシー業界の圧迫ってなるよね。でも既に議論され確認されとるごと、あいは供給過剰やけんね。タクシーはもちろんよかけん、まあ、やけん、そこはある程度考慮して、たとえば深夜(朝1時から5時まで)は一時間に二本とか本数を抑ゆっとか。まあエネルギーコストの観点からしてだめっちゅうとやったらわかるばってん。
金融危機ったって、お金はどこかにあるやろう。別に世界全体の経済からお金の消えたわけじゃなか。だいかが損したっちゅうことは、だいかんとこにお金は流れたっちゃろう。フローしよったお金の、ストックされよるわけやん。ストックされたまま流れ出さんけん、不況の連鎖ってことやろうし、そいが冷え込みっちゅうことやろ。いずれにしたって、これまでの金融資本主義的覇権体制が崩れたってことは明らかなんやけん、別の経済体制がこいから作られていくってことやんか。
 ネオリベせいやん、やけん政府の規制てのもある程度はよかし、そいばせんとどがんもならんこともあるやろうけど、投げ遣りじゃだめって。
 他にもいろいろ思うとやけど、医療環境にしても友達の医者連中の話ば聞きよったら、明らかに労働基準法違反やもんね。サブ医療ちゅうか、鍼灸とかマッサージとかの民間医療っちゅうのでも、だいぶ効果あることもあるやろう。やったら、連携ばせんと。
 産婦人科の医師の不足についてはなんか最近は流産の多からしく、そしたらさ、流産の原因ば医師にして裁判ば起こさるっケースの多くて、そいで商売にならんってことで、産婦人科を志望する医師の減ったという説も耳にしたとよ。そいはなかやろう。なんでもかんでも医者のせいにしちゃいかんよ。
 まあ、医療ミスのあったらもちろんいかんけん、そこはそこやけどさ。まあここは大変やけどさ。
 ばってん、サブ医療の活用やったら、とりあえずいけるやん。産婦人科でもすでにどっかの地方都市がしよるらしかけど、助産婦さんとかとの連携やね。

まあ、日本は国土面積はそがんでこうもなかけど、人口も多かし、やけん、北欧とかはモデルにならんとかいう意見もあるけどさ、いろんな戦略ば試験的に導入して、成功モデルば出していきゃよかやん。なんだって漸進的に、順ば追って進んでいくしかなかやんね。一気に解決なんかできん。そういえば「イッキ飲み」、むかしみんな好きやったもんな。

 「時短」とかっともいわるっばってん、余暇時間、消費時間、つまり休息の時間ばちゃんと社会全体に埋め込んでいかんと。生活時間論とかとでもゆうちゃろうか。