クールベ美術館展 続き

それで、展示されているものの内には、「錫メッキ屋」(1842)、「シヨン城」(1874)、ブラックモンの版画「村のお嬢さんたち」、素描?「法話の帰り道」(これは同じ主題で、板に白で油彩された、ほとんど落書き的なものもあった。)などや、クールベの弟子たち(ケルビノ・パタほか)の絵や、弟子達との共同作品があるのだが、家に帰ってクールベ関連の本やカタログを見てみると、「シヨン城」以外は載っていなかった。あの馬の絵なんて結構いいのに。カタログ買わなかったのだが、また買いに行くかな。
ケルビノ・パタの「森のなかの渓流」(1872)が結構いいなと思ってたのだが、これはクールベ「木隠れの小川」(1865/ルーヴル美術館)の模写だった(新潮社美術文庫)。まあ。
でもなんにしてもいい観賞体験だったw 久々に「絵」を見た気がする。それは私がなぜ風景画が好きで、「自然」があんなにも好きなのかについて気付かせてくれたせいでもあった。

 調べるのがちょっと億劫だが、クールベの絵は国立西洋美術館ブリジストン美術館、八王子村内美術館には「フラジェイのヴェルサンジェトリックスの樫の木」(1864)が所蔵されている。

 スペインの写真家クリスティナ・ガルシア・ロデロのカタログ購入。