バーリンのロマン主義

アイザイア・バーリンが、1965年、ワシントンDC、国立美術ギャラリーでのA・W・メロン講議「The Roots of Romanticism」(=邦訳、「ロマン主義講議」岩波書店)において、膨大な知識を使用して、このロマン主義について論じている。


1760年より1830年まで。
1820年代のロマン主義者たちについての描写(pp.11-13)

バーリンらしく、ハーマン、ヘルダーについて多く言及している。

ヘルダーの帰属の観念p.96
「伝統」についてp.101
モザイク。
多様性。
統一、調和の否定。p.102
諸々の理想の両立不可能性

ヘルダー的観点は、啓蒙主義の普遍主義と争う。

啓蒙主義については、第二章「啓蒙への最初の攻撃」。
新しい徳を得るための普遍的な知識への準拠:ヴォルテールとか。

→・モンテスキューp49の合理主義(「絶対主義」?)への攻撃
 ・ヒュームの切断
 ・ドイツのプロテスタント
  →フランスの宮廷社会/サロン社会への憎悪 
  →ドイツのフランスへの対立感情
 ・啓蒙への最大の反抗者、ハーマン


停止。続く。

しかしながら、このへんの話し、モロ現在の状況に関係しますですな。

レ・ブルジョワ〜by Brel