古代緑地

朝早く目が覚めた。公園まで散歩にいこうかと思ったが、家事をやる。
梅酒を開けた。昨年、身体気象農場産の梅を、もらったものだ。
大変、おいしい。


身体気象農場とは、私が敬愛する舞踊家のひとりである田中泯さん主宰の農場である。
もちろん、といってはなんだが、有機栽培である。
以前、米を買ったことがある。

これが洒落にならないくらいおいしかった。

これまでも、実家から西海の有機栽培の米などを食べてきたのだが、正直、断然、身体気象農場の米の方がおいしい。私は米については、素人ではあるが、いままで食べた米のなかで、一番である。

しかしながら、経済的な理由で、以降購入していない。無農薬の米の方がおいしいのは分かるのだが、農薬使用の米の方が安い。残念である。経済。

まあ私の台所事情は関係なく、本当に身体気象農場の米はお薦めである。
米に詳しいひとの意見も聞いてみたいものだ。

http://www.min-tanaka.com/cgi-bin/page.cgi?main=5


ところで、この文のなかにある「古代緑地」といい「桃花村」といい、こうした言葉は、詩人吉田一穂から採られている。田中泯さんと吉田一穂との呼応についても、考えてみなくてはならない。

というか、吉田一穂も一般にはマイナーである。確かに難解であるかもしれないが、少なくとも宮沢賢治ほどには読まれていいはずだ。