ロマンス=カタストロフ

仕込みまであと一日のみを残すこととなった。
サラジーヌのザンビネッラへの恋はどのような形象となるでしょう。
例のごとく、暗示法を使いますし、第一、「ダンスがみたい!」という主旨のフェスなので。
とはいえ、そも「ダンス」の定義によりますが。
フランスのエスプリと「日本」のカタストロフとの混淆、か。

仕込み日の照明との調整で、またシーケンスなり細部なりも変更されることでしょう。
大枠の変更はないとしても、まだ見えない問題もあるのでしょう。



私のブログと同様、ぼろぼろと問題は、いくらでも出て来る。
いったい、いつになったら、「完全」といいうるものに到達できるのか。あ、これは自分なりの「完全」ということですが。

「様式」を持ったとしても、質感・クオリティその他はまた無限に作業を要求してくるし。

ま、まだまだこれからですが。

こうした作業もまた、「美」への「愛」なのかもしれない。

みな、はじめはサラジーヌ?

ミシェル・セールがいうがごとく、カント=バルザックの「方位決定」問題は、すぐれて重要、というか、人生の基礎論。

左に行くのか、右にいくのか。
身体はその間でどうしたらよいのか分からず、震えている(セール「両性具有」)。

結局、問題は解決されないまま、ひとは悩み、迷い、時に直進し、あるいは投げやりになり、さようなら、また会う日まで、なんだ。

ということで、今回は今回で、うまく調整でき、コネクター部分がクリアになりさえすれば、なかなか愛すべき作品=時間になるかと思うのですが。ま、油断は禁物。

ということで、まだ出来ておりません。

もっともっと分離して、コントラストが明瞭になればいいのかな。

ああ、自問自答はやめましょう。



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みなさま、さしあたっては再演の見込みもないこの「ザンビネッラ」をお見逃しされないように!