レーベジャフ「アイスクリーム」

ラクトフルーツのエントリーで触れたアイスクリームおじさんの絵本が偶々見つかった。もろロシア・アヴァンギャルドの絵本であった。翻訳だったというわけだ。


幻のロシア絵本1920-30年代」淡交社幻のロシア絵本 1920‐30年代


23ー25頁に、絵本「アイスクリーム」が収められている。
1929年出版。詩:サムイル・マルシャーク、絵:ウラジーミル・レーベジャフ

アイスクリームを食べ続け、ついに立ったまま雪だるまのように凍りついてしまう、太った紳士の話し。

当時のネップ(新経済政策)下での新興成金への諷刺だという。


それにしても、この点描画風の赤や黄色やオレンジのアイスのうまそうなこと。