2008-03-31から1日間の記事一覧

資源・エネルギー・反短期的観点

露伴先生のおっしゃった自立論は、資源問題についてもいえる。 昨今、石油資本の蠢きによって、ますます各国で「資源ナショナリズム」が勃興し、日本は石油獲得戦争に負け続けている。この自国の資源は自国で管理しようとする「資源ナショナリズム」によって…

「ジャパニズム」としての「小国主義」

そういう意味で、日本至上主義という意味ではなく、日本の理念を構築するという観点からの「日本主義=ジャパニズム」が構想されなくてはならない。 それのひとつが、石橋湛山とサミュエルソン経由で私が現在考えている「小国主義」である。それは「反帝国主…

朝鮮半島認識問題と「神の国」

なお、露伴先生は、別の文「評判や噂に囚われず事実に就いて自己の判断を下せ」において、ドイツのベルギー侵攻について憤り、これでは秀吉の明を討たんがために朝鮮に道を借りんとしたことと同じだといいながら、「無道」とおっしゃる。それはいいのだが、…

露伴の戦争論

露伴先生が戦争について面白い言い方をしていた。 動物力が智巧の加はつた武器を持って争うのが戦争である。戦争の目的は敵の力の破壊であるが、戦争は破壊の競争である。破壊は偉い事ではない。破壊で偉いのは人として偉いのではない。人として偉いのは、平…