ラオコーン

レッシング「ラオコーン」(1766)速読。しかし、この本、速読してもあんまり面白くない。ピロクテーテスとの比較対照は、じっくりつきあってみたいと思った。叫びについて。
 形式選択と目的について。
 瞬間
 原書にあたらないと分からないが、「絵画」って「BIld」か?するとこれはimage論でもある。
 いずれにしても、絵画と比較対照した彫刻論はあるだろうが、ここまで詩、演劇とも併せて比較考察したのも珍しいのではないだろうか。ジャンル理論?とでもいっていいのだろうか。比較芸術史かな。
ヴィンケルマン、バウムガルテン「美学」(1750-58)との呼応も、それぞれを押さえながら、読んだら、楽しいかもしれない。が、いまは無理。ヘルダーはこの「ラオコーン」にはかなり感銘を受けたらしい。