2005-05-22から1日間の記事一覧

ジジェクのブレヒト

同書にはスラヴォイ・ジジェク「フーコーとラカンにおける主体の概念」が収められている。 この論は冒頭、ブレヒトの「イエスマン」「処置」を素材に、ブレヒトの主眼を「倫理的普遍性を宙づりにする倫理的命令」にみている。非常に興味深い論を展開している…

マネ/フーコー

D・ドゥフェールの論考「言葉とイマージュ」(「ミシェル・フーコーの世紀」筑摩書房、所収)は、フーコーの絵画論について報告している。以下、メモ。○見ることと言うことの分節化の問題 ○マグリット:ルサンブランス類似とシミリチュード相似との区別につ…

マネ/バタイユ

クールベの継承者とえば、マネ。 マネについては、ジョルジュ・バタイユ「マネ」。ゴダールも「映画史」のなかで引用している。 邦訳は「沈黙の画家」二見書房。 以下、構成。ジョルジュ・バタイユ「マネ」(1955)1.マネの気品 2.非人称的な転覆 3.主題の破壊…

クールベ美術館展

三鷹市美術ギャラリーでクールベ美術館展が開催されている。 http://mitaka.jpn.org/gallery/案内文より: ミレー、ドーミエと並んで、レアリスムの代表的画家とされるギュスターヴ・クールベは、1819年フランス北東部のオルナンに生まれました。裕福な地主…