クールベ美術館展

三鷹市美術ギャラリークールベ美術館展が開催されている。
http://mitaka.jpn.org/gallery/

案内文より:
ミレー、ドーミエと並んで、レアリスムの代表的画家とされるギュスターヴ・クールベは、1819年フランス北東部のオルナンに生まれました。裕福な地主の息子として恵まれた時期を過ごし、野山を駆け回る少年が徐々に画家を志すようになります。
 20歳でパリに出たクールベは、独学で修業を重ねました。歴史的な出来事や人物を理想化された形で描いた、格調高い絵画が主流であった19世紀半ばに、彼は「今」の時代の風景や人物をあるがままに描く写実主義を通しました。周囲の無理解との闘いが続くこととなりますが、風景画を中心に徐々に高い評価を得るようになります。
 また、彼のその考え方は社会的な関心にも表れ、パリ・コミューンへ参加し、反乱に荷担したかどで投獄までされることとなります。財産没収や病気など、精神的・身体的に追いつめられた日々が続きますが、その合間にも、刑期を終えて帰郷したオルナンで、また亡命先のスイス・レマン湖で、多くの風景画を残しています。
 本展では、オルナンの生家をそのまま美術館としたクールベ美術館より、初期から晩年に至る風景画が中心に出品されます。