2008-03-23から1日間の記事一覧

清以後のオイラート

のちに清が崩壊しモンゴル国がボグド・ハーンのもとに独立を宣言すると、ホブド地区のオイラト諸部はモンゴル政府に従い、モンゴル国に編入された。モンゴル国はアルタイ山脈方面のオイラトをも併合しようと軍を派遣したが中国によって阻まれ、この地方は新…

ガルダンのジュンガル帝国

元ラマ教の僧侶だったガルダンは、ダライ・ラマの後押しを受け、還俗し、オイラト族の一部族ジュンガルの首長となり、のち全オイラトを支配する。 ガルダンはチベット仏教の守護者として、のち、タリム盆地のヤルカンド・ハン国、タシケント、サイラームを奪…

グーシ・ハーン王朝時代

グーシ・ハーン王朝時代(1642-1724)は、ダライ・ラマを信仰する西モンゴル・オイラト族のひとつホショード族のグーシ・ハーンが建てた王朝である。 このへんになってくると、オイラートという中央アジアの雄の話になってきて、かなり膨大で、なかなかいま…

トボットとオイラート

以下は別にツッコミたいわけでなくそうなのかということで。 中国とチベットはお互いに、仲良く過ごした時代もある。最も仲が良かったのは元の時代である。それから明、清の時代と続くが、この時代はたとえば、ナポレオンが皇帝になっても、ローマ法王の認知…

チベットはチベットである:パンダ政治

中国政府への批判が世界規模で繰り広げられているし、私も、中国には強く批判したいのであるが、さすがにトンデモ批判だとちょっと、それはさすがに中国政府ではないが、不公正な感がある。状況的にチベット側の言い分を批判するのはどうかと思うも、批判の…