2008-03-28から1日間の記事一覧

系譜学について

あとたまたま調べたら、系譜学というのは、いわゆる家系図のことらしい。そういう意味では、ニーチェ=フーコーの系譜学は、日本でいえば、民俗学にも比すべきものだ。 なるほど、続続リンクしてきた。

最悪なる世界への希望

このフーコーの文をいかに読むかは当然のことながら様々であろうが、やはりこれはひとつの希望の原理として読みたい。 現実に生起する出来事を見れば見るほど、世界はますますひどい方向に向かっているように見える。 しかし、考え方次第では、これまでもひ…

抵抗点について

権力のあるところに抵抗がある。にもかかわらず、あるいはむしろそれがゆえ、抵抗は権力に対して外側に位置しない。…権力関係は、無数の多様な抵抗点との関係においてしか存在しない。 …可能であり、必然的であるかと思えば、起こりそうもなく、自然発生的で…

「権力の局地的破廉恥」と「革命の松明」:フーコー

話があちこちいくのは、もはや私の症状で、そんな私にブログ形式は向いている。わたしは根っからの反全体主義で、もはや「統合」という事それ自体、縁遠い。しかしいまだ「ビクトリア朝に住む人間」は、統合性や一貫性を好む。 しかるに、今日の権力はといえ…

サミュエルソンの日本論:スイス・北欧の小国モデル

紛失したが、たしか今年の1月2日か3日ころの日本経済新聞の社説に、アメリカの経済学者ポール・サミュエルソンが日本経済に対して簡単な提言をしていた。 前半部分は現状分析で、内容は忘れたが、ネットで拾える。だが私には、いまの日本経済の分析もさる…

アイスランドおよび捕鯨柔和論

それで、憲法九条について調べるうちにたまたまアイスランドが軍備を持たないとあった。 まあ、人口でいうと、日本とアイスランドはあまりに違うのだが…。 まずNATOに加盟している。 そして、国土防衛は警察隊と沿岸警備隊が担う。 そして、以前はアメリ…