アイスランドおよび捕鯨柔和論
それで、憲法九条について調べるうちにたまたまアイスランドが軍備を持たないとあった。
まあ、人口でいうと、日本とアイスランドはあまりに違うのだが…。
まずNATOに加盟している。
そして、国土防衛は警察隊と沿岸警備隊が担う。
そして、以前はアメリカとの連携で、米軍基地を持っていた。
しかし、2006年、完全撤収された。
それで米軍の撤収にともない、国土警備・防衛機関の設立を行うと発表した。
アイスランド警察隊には、特殊部隊もある。アフガンにも出向いたこともあったという。
まあ、規模が違うが、自衛隊問題もこういう風に考えるといいかもしれない。
少数精鋭で行くと、経済的ではないか。
アイスランドがすごいのはエネルギー政策。
電力の8割が水力から、2割を地熱からという。火力・原子力発電所は皆無。
2050年までには、化石燃料に頼らない、水素エネルギー社会の構築を目指しているという。
燃料電池バスの運行とかをすでに導入している。
また、捕鯨賛成国。
これは、日本は、すでにやってるかもしれないが、アイスランドと仲良くしないと。
捕鯨に関しては書こうとしているが、日本側の二重基準的な物言いに若干問題があるとはいえ、シー・シェパードがやってることはたんに子供の小児病的アナーキズムだかなんだかわからないが、とにかく、論が成立していない。
鯨はちゃんと、食べるなり、捕獲していかないと生態系が崩れることもあるし、大体、なんで鯨を食べちゃいけないのか、さっぱりわからない。
この件、本当に、とりわけ英米人は分らないみたいだ。
なぜほかの魚は食べてよくて、鯨はだめなのと聞くと、うまく答えられない。
たぶん、鯨とイルカが知能的に高いということをいいたいのだろうが、豚だって牛だって知能はあります。
まあついでに、捕鯨問題で調べたら、19世紀の米国と豪州は鯨油を取るために捕獲しまくって、そのせいで絶滅しかけたらしい。
…本当に、野蛮だ。
いまの調査捕鯨がどの程度かまだ正確にしらないが、すくなくとも、日本の伝統捕鯨は、乱獲はしなかった。
これはやはりアニミズムが強いからで、海にも山にも魚にも感謝しながら食べてきたという高度な文化があるからだ。イヌイットしかり。
野蛮な方々になにをいっても理解できないだろうが、すくなくとも合法的な手段で批判するべきだ。それくらいの文明ではあるだろうに。
ディープエコロジーというが、そんなの事捕鯨に関しては古来から日本は実践してきた。だから、日本側もそういえばいいのだ。
反捕鯨論に対しては、あなたたがたは環境思想の実践が足りないのだ、こちらは1000年以上もそれを実践してきたし、鯨ともずっと共生してきたのだ、と。
とはいえ、佐世保などでは鯨は簡単に食べられ、また食べてきたのだが、あまりおいしいとは思っていない。食べられることに感謝はしますが。