2005-07-10から1日間の記事一覧

「サブカルチャー」、芸術の一般史より

で、その<J>の内実とやらが、これまたメンドクサイ問題であるが、「サブカルチャー」だったりするようだ。マンガ、アニメ、ゲーム、とりあえずこの三位一体。でもちろん、私もそれらは好きだったし、いまでも好き(といってもその絶対量は平均値以下だろう…

コンテクスト:ジャパン/アメリカ

また別の大きな問題がある。これについては、あえて触れないで、これまで来た。「あえて」といっても、むろん意図的という意味ではそうだが、かといって、それについてなにか特別な考えがあるわけでもない。それは、現在の日本というコンテクスト。あるいは…

永久革命、歴史

ぐるぐる回る永久革命ってことなのか?永久革命としてのモダニズム?いえいえ。それもまた違う。転覆したって、また同じことが裏返されて繰り返される。(とされる。/と思われる。)というか、その前提となってる歴史認識あるいは歴史的プログラムが問われ…

コンテクスト:モダニズム

モダニズムの指標がどこにあるか?これはまあ、学術的なテーマですからねえ。でもアマチュアなりに、あるいは現場においてもこのへんモロ重要になるんで、つまり自分がなにをやってるかの確認=認識なんだが。だいたい、モダニズムってなに? ジョイスとかパ…

モダニズム/ポストモダニズム、の様式概念

ピカソにおいても、エル・グレコやアングル、ゴーギャンなどの引用=再利用=再編成はあるわけだ。もちろんクールベだって。パロディ自体、引用先がないと、成立しない。 それで、冒頭のふたつのことばについて私が反応しようとしていることといえば、つまり…

テクスチャー(織り物)、引用の政治学?

私がとりあえず面白いと思える水準の話は、カテゴリーの政治学でも、承認を巡る争いの話でもなくて、ピカソが、マティス「マグリットの肖像」の鼻の描写への、引用=言及していたことなどである。それは著者ヘルディングによれば、「からかい」であったとい…

ステレオタイプ、公式フレーム

いま読んでるピカソ本の対象は、1907年に描かれた「アヴァンギャルド」の記念碑といわれている「アヴィニヨンの娘たち」という裸婦群像画なのだが、その分析がじつに面白い。 ピカソって、それこそ、日本だと、とりわけ「公認」なもんで、これまで展覧会…

公認を巡る争い

それにしても、ことは舞台に限る問題ではない。内野さんが注で引用されているリチャード・シェクナーのことばに、「ポストモダニズムが、かつてのモダニズム同様、完全に制度になったということです。モダニズムは破壊や新しさというものを基軸に成立しまし…

永久革命あるいは様式史?

以下の文は内野さんのマッピングに触発され、6/30日にメモされていったものだが、あんまりまとまらないので、upしなかった。でもこのままだと、捨てるだけだし、そもこのブログはメモなんだから、やはり載せて、それからまた考えていこうということで。