2006-01-01から1年間の記事一覧

days パン、gram

パン作り。300gは3カップ弱。秤がないので、g表記はとても困る。水あるいはお湯は190cc。 大体、この分量のものがいい。 パンの原型のようなものがナンであるが、それは発酵の程度による。 自分で作るパンやナンはおいしいのだが、今回のエントリーはそのパ…

DA・M「ZaToIChi抄」

DA・Mの中島彰宏さんの初ソロ公演です。 生真面目で不器用な彼が挑むのは、 なんとまあ、あの豪傑勝新の『座頭市』! 市に睨まれた彼の体はすでに硬直、 市の居合い刀が鞘に納まる時には 中島はすでに木っ端微塵。 願わくば、その切片に1gの重さが 宿ります…

水俣のクアトロガトス

水俣 〜生命をつなぐ集い〜> 日時:10月15日(日)14:00〜16:30 会場:もやい館ホール:熊本県水俣市牧ノ内3-1 電話0966-62-3120 入場料:500円(資料代)〈第1部〉 映像と朗読で伝える胎児性患者からのメッセージ 「今、希望のあるところから」 企画・構成…

days  言葉(「教科」再編):「アンチ・オイディプス」文庫化を機に

新宿にギリヤーク尼崎さんを見に行く。これまで噂だけで見たことがなかった。「西新宿三井ビル」にいってしまう。「西新宿」の「三井ビル」だった。紛らわしい名前。だいぶん遅れて着いてしまったのだが、まだやってらして、結局、なんと2時間ほどもやって…

健康ファシズムについて(「医療・近代・身体」続き)

イギリスでは2001年に肺癌患者の20%が入院待機中に症状が進み(当然である)、手術不能になったという。 これは明らかに制度の不全であるし、殺人とすらえいえる。こういうと健康ファシストは、肺癌患者なんて喫煙者だから、自業自得だと、信じられないこと…

医療・近代・身体

バッチフラワーのサイト*1を見たら、「マイナス感情」の除去とある。スピノザの心理学を連想する。 バッチフラワーというのは、ホメオパシーの一種で、要は薬草エキスである。 たしかに効果はあって、リラックスしてます。 ホメオパシーは18世紀末より19世紀…

days  sleepy

バッチフラワーを飲まされたせいでか、とにかく眠い。風邪っぽくもあるのか。休みの日なんて20時間くらい寝ているのじゃないか。以前だったら寝過ぎだとで疲れていたのだが、寝過ぎによる疲れとか頭痛のようなものもない。このままこれが常態になったらど…

ルノワールの「ゲームの規則」

ジャン・ルノワール(1894-1979)の「ゲームの規則」(1939)。安価DVDだったので、画像の質が心配だったが、問題なしでうれしい。8年振りだったから、やはり自分の観点が微妙に変わっている。テンポが早く、ドタバタコメディ調である。スクリューボールコメデ…

SOCIETAS RAFFAELLO SANZIO

msmに教えてもらったイタリアのカンパニー、SOCIETAS RAFFAELLO SANZIO ソキエタス・ラファエッロ・サンツィオ。 アートディレクターはROMEO CASTELLUCCI ロメオ・カステルッチ。 ただし、サイトには画像などのコンテンツはないので、グーグルイメージ検索す…

エレファント

一昨日、ガス・ヴァン・サントの「エレファント」を買う。買おうかどうかずっと迷っていたものだったが、ここまでひっぱる映画も珍しいのと、また4000円とそんなに高くもないので、とうとう買った。そのあとtさんと会う。本屋にいってレオパルディのカンティ…

インドネシア公演中止のお知らせ

2006年11月インドネシア・ジョクジャカルタにて上演予定だったイマージュオペラ>>コントラ-アタック地震発生のため中止となりました。地震よりの復興が一刻もはやく終わることを願います。

モムゼン、レオパルディ

モムゼンの「ローマの歴史」は名古屋大学出版会から翻訳刊行中。 また、レオパルディのカンティも同出版局より翻訳が出ている。他にこんな本も。

ブルーノ・マデルナ

ベーネが1980年に上演した「ヒュペーリオン」は、ブルーノ・マデルナというイタリアの作曲家(1920-1973)によるオペラに基づいている。 ネットでは日本語でインタヴューなども読める。今度聴いてみよう。

カルメロ・ベーネ/年譜

ベーネの年表。当然ながら翻訳に不備あり。 ■カルメロ・ベーネCalmero Bene (1937-2002) イタリアの俳優、劇作家、演出家、映画監督。1937年、イタリアのプーリア州レッチェのカンピサレンティーナに生まれる。アカデミア・デラルテ・ドラマティカで学ぶ。 1…

ライト・ミルズ

追記。 http://d.hatena.ne.jp/kairiw/20060929でのライト・ミルズのキューバ本は、みすず書房から鶴見俊輔訳で「キューバの声」として翻訳されていた。 ミルズの「社会学とプラグマティズム」(翻訳は紀伊国屋書店)もちょっと読んでみたい。

days 緑の雲

写真は今日の雲。 ポール・ヴェーヌは破天荒なひとで、ものすごく面白いひとで、さすが異端カタリ派の南仏出身である。というか、それゆえにカトリックには批判的なのだろう。批判的なんてもんじゃない。ほとんど根本的な疑義を呈している。 フーコーの親友…

赤い旅団とディキンソン

フェルトリネッリの話題から赤い旅団をネットで見ていると、アルド・モロ誘拐殺害事件を題材にしたマルコ・ベロッキオの「夜よ、こんにちは」のサイトに出会った。 見ていると、この映画のタイトルはエミリー・ディキンソンの詩「GOOD MORNING-MIDNIGHT」(18…

フェルトリネッリ書店

ボローニャでルカにも教えられた書店だが、そのときにはすでにもう知らずにその書店で買っていた。 ローマではメルブックストアーで買ったあと、アルヘンティーナのフェルトリネッリ書店で買った。 そのローマのフェルトリネッリ書店のキャッシャーの背後に…

days  小ファシズムと神聖権力

うひゃー、かなり長く書いた文を久々にミスで消してしまった。いやいや以前はずいぶんこれでがっくりきてたもんだった。 もう書く気がおきないので、タイトルだけ保存しておこう。簡単に振り返ると、イタリア自販機ないなあ、タバコ4ユーロで600円くらい…

days 「美しいナショナリズム」と真なる絶望

そして、安倍政権発足。 哲学者の田島正樹さんが警鐘的エッセを書いておられます。http://blog.livedoor.jp/easter1916/archives/50594058.html政治の細かい話をおっかけることは正確な判断をくだすために必要な、市民の義務なのだが、どうしても怠ってしま…

days  吉田玉男さん追悼

吉田玉男さんが亡くなった。幾度かしか見ることができなかったけれど、すばらしい文楽遣いでした。深く追悼申し上げます。たてつづけに丹波哲郎さんも亡くなった。映像を通じてしか存じ上げませんが、とても元気がありヒューモアをお持ちの方だったので、さ…

帝国主義のエートスと資本主義の>>精神<<

ユーロのイタリアの物価は日本よりも高く、これはリラの時から変化するまでいろいろ大変だったろうなと想像する。でも、それでもこの時間習慣は意地でも守っている。 これは人類学的に考えればw全く正当で、また普遍的でもあるし、またおそらくは生理学的に…

ロマンス的時間

土曜の夜に夕食後、街に出ると、すごい人出である。そういえば、こちらはやはりシエスタ=昼休みの週間が、頑固に保守されており、昼食後から5時くらいまでほとんどの店も閉まるし、街はガランとする。もっとも、大学周辺などは異なるけれど、繁華街はまる…

ボローニャ9/2:道

フェスティヴァルディレクターのマッシモらとみなでランチ。レストランで生ハムとチーズなど。疲れているし、またこの間アルコールを控えているので、アッカ=水だけにしようかとしたら、店のおっさんが愛嬌のある顔でヴィーノを飲まないのか?と言われ、た…

ボローニャまで 9/1

朝、成田に着くと、Hさんがなかなか現れない。後に、トラックの交通事故による渋滞にバスが巻き込まれたことがわかる。結局、Hさんは飛行機に乗る事ができず、自腹を切ることになったという。しかしながら、バスはこうした不慮の事故による遅延には責任はな…